一回の成功を見た後で

(平成21年6月6日)

 ある国が衛星を打ち上げるというニュースが入ってきました。その国の技術的な力は全く不明であったので「衛星打ち上げに成功する」という命題に対する確かさは50−50と考えざるを得ません。

 さて、ニュースが入って数日後その国は衛星を打ち上げ、成功したということが判ったとします。そして、半年後、第2回目の衛星打ち上げが近いとのニュースが入りました。

 今度は合理的な人は「衛星打ち上げに成功する」という命題に対する確信の度合いはどのくらいのものと考えるべきなのでしょうか。

 一度成功したからと言って、2回目も3回目も成功すると考えるのは馬鹿げています。しかし、一度目は成功したのですから、技術力もかなりあるのかもしれないと考えるほうが合理的でしょう。

 理詰めで論理的に考えると今度は確率0.5(=1/2)とするのではなく、確率2/3とするのが良いという結論になります。この論拠は説明が長くなるので、今は説明しません。

 確率2/3は、直感的に妥当な数字でありましょう。明確に2/3と算出できる論理があることが驚きではないでしょうか。

戻る