磁気玉の実験  

(疑問:2016年6月28日)
(解決:2016年9月4日)


  足尾銅山観光の土産物店で健康磁気玉なるものを買いました。(写真1)

(写真1) 健康磁気玉

これはネオジム磁石を内蔵した直径24mmの球状の磁石です。

球状ですが磁気が強力なので鉄板の上に垂直に並べて置けます。(写真2)
鉄板としてデスクトップパソコンのケースを利用しました。

(写真2) 鉄板の上に垂直に置かれた磁気玉

さて、ここで上の玉をつまんで引き上げると下の玉も一緒に引き上げられるでしょうか。(写真3)
それとも、下の玉は鉄板にくっついたままでしょうか。(写真4)

(写真3) 上の玉と一緒に引き上げられた下の玉


(写真4)

(回答)
私の友人にクイズとして答えて貰いました。その答えは(写真3)だろうと言うものでした。
ネオジム磁石同志の方が強力だろうと考えられますから、大方の人の予想は(写真3)だろうと思います。

しかし、(写真4)の方が正解かもしれないという動画を作りました。
https://www.youtube.com/watch?v=QDKR7_phkFk&feature=youtu.be

実際は微妙なところです。下の鉄板がステンレススチールのように磁化が弱い合金ですと(写真3)のようになります。今回の実験でも、鉄板の上に紙(地下鉄の時刻表)を2枚置くと(写真3)のようになりました。1枚では(写真4)の状態でした。
https://youtu.be/k_1UqpfhNug

疑問
何故、最強力と言われるネオジム磁石同志よりもネオジム磁石と鉄の方が引力が強いのでしょうか。

解決
友人にも実物を見て貰い、いろいろな意見を出して貰いました。どの意見も私自身は納得できませんでしたが、貴重な意見としてありがたく聞いて帰りました。実は、日によって(写真3)になる日も、(写真4)になる日もあったのですが、口に出せませんでした。

今日になって、再度実験してみますと、ずっと(写真4)の状態であったのが、(写真3)になったのです。
そこでようやく気が付きました。磁気玉2個のくっつき方に2種類あるということです。

どちらがN極でどちらがS極か判りませんが、Aの玉のS極とBの玉のN極が接触してくっつく場合と、反対の極同士(Aの玉のN極とBの玉のS極)がくっつく場合とで、(写真3)の場合と(写真4)の場合とが起こり得るということです。

このことに気がついたら、意のまま間に(写真3)の状況と(写真4)の状況をコントロールできることが出来ました。

この事実から推測できることは、磁気玉の表面を覆っている球状の材質はネオジムではなく単なる磁気質の材料でネオジム磁石は多分長方形の磁石で中に埋め込まれているのであろう。

そして、ネオジム磁石が偏って埋め込まれているため、ネオジム磁石のS極とN極が近いくっつき方の場合が(写真3)になるのであり、遠い場合が(写真4)になるのであろう。

ここまでくると、磁気玉の材質がガラスっぽく、金属質とは少し違うように見えてきました。また、この磁気玉は2個で500円でしたが、高価なネオジム磁石にしては安いように思います。
(了)

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