大自然は運動ありき  

(作成:2012年3月23日)
(修文:2012年4月24日)


  

 物理の教科書では、ニュートンの運動の法則から、「物体に力が働くとその運動量が変化する」と説明されている。
しかし、力が働かなくても運動量は変化する。重力(Gravity)は力でないから、ケプラーの第2法則と合わせて考えればそうなる。

 ケプラーの第2法則は、楕円軌道を回る惑星は近地点付近で早く、遠地点では遅く回り、掃引する面積速度が一定であることを述べている。つまり、力が働いていなくとも運動量は常に変化している。従って、ニュートンの運動法則は次のように説明を変える必要がある。

 「全ての物体は自由落下運動をしていて、この運動を変更させるとき慣性力が抵抗する。そのため慣性力に等しい力が必要である。」

なお、自由落下運動とは重力に逆らわない運動を言う。

まとめ:

1 時空(宇宙)

  大自然には3次元空間と時間の流れがある。宇宙とは時空のことである。

2 物質

  宇宙には物質が存在する。

3 重力場

  物質はその周囲に重力場を形成する。(Gravity Field)

  実際に検知できる重力場は星や地球のように大きな物質である。

4 自由落下

  重力場にある物質は自由落下運動をする。

  自由落下運動は加速度運動で、その大きさは物質によらない。

  重力加速度(g)の大きさは空間の位置で異なる。

  g=GM/r^2

  運動の有無は外部からの観察によって検出できる。

  (すべての星から遠く離れた空間では、ニュートンの慣性運動に退化する。)

5 慣性力と外力

  自由落下運動に逆らうと慣性力が働く。

  常に外力と慣性力が釣り合う。

       F=m( α + g )

  F:外力(面を通して作用する)

  m(α + g ):慣性力(体積力として外力に抵抗する。)

6 応力

  外力がゼロでないとき、物質内部には応力が働く。

  応力があると物質はひずみを生ずる。

  ひずみにより、力の存在を検出できる。


(了)


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