宇宙植民島でのコリオリ力  

(2011年12月9日)


  地球上では高い塔から物を落とすと、理論上、真下から少し東にずれることが知られている。この現象は地球が自転していることによるものなので、緯度の低い場所ほど、この効果は大きい。地球に固定した座標で見ると、あたかも重力に加えて、東向きの力が働いているように見える。この力は発見者にちなみ、コリオリ力と呼ばれている見かけの力である。

  1975年スタンフォード大学設計の宇宙植民島では島全体を回転させることにより人工重力を作り出す計画である。この宇宙植民島で高い塔から物を落とすと、真下には落ちずに同じようにコリオリ力でずれてしまう。地球の場合は東にずれるということは回転方向に先んずる方向に落ちるのであるが、宇宙植民島では回転に遅れる方向にずれる。回転が1rpmであるととても真下に落ちるようには見えないであろう。

(了)


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