パリ観光でクルーズといえば、セーヌ河クルーズのバトームッシュ Bateaux Mouchesやバトーパリジャン Bateaux Parisensが有名です。
セーヌ河はパリ市内を東西に流れる川です。
という事は、この川をクルーズすればだいたいの地理が頭に入るかんじです。
また、船内に流れる音楽(私の時はパリの空の下だった)と日本語ガイドを聞きながら、川沿いに建つ有名な建物を眺めるだけでパリ気分を存分に満喫できます。
これはパリにいらしたらぜひ乗ってみてください。
これを卒業してしまった方は、運河クルーズはいかがでしょうか?
パリは、また運河の街でもあります。
セーヌ河のクルーズは晴れた日が絶対にいいけれど、運河クルーズは曇りの日でもそれなりのムードで楽しめます。
カノラマ Canauxrama社で運行しているコースは2通りで、
バスチーユの乗り場から、ラヴィレットまでの上りか下りです。
どちらかというと上りのほうが、水流の迫力が楽しめるように思います。
ただし、冬場はかなり寒いです。寒さがジワッとあとから効いてくるので、防寒対策は万全にして乗船してください。
夏場は、とっても爽快でしょうね。
途中にいくつもある端からは見物している人たちが手を振ってくれます。
また、幼い子供がお父さんに連れられ、興味深げに通りゆく船を飽かずにじっと見ているシーンにも出会えます。
パリ情緒満点なのですが、少し運行時間が長すぎる気がします。
最初は、水門を通るのも物珍しく楽しいのですが、最後のほうは「ああ、また水門か」というような気になってしまうのは私だけでしょうか?
ちなみに、セーヌ河クルーズのほうは約1時間、運河クルーズは約3時間の船旅です。
それでは、Bon voyage!
(2005・4・27)
パリの街を散歩していて、スーパーマーケットやマルシェのお惣菜がやたら美味しそうで、とても気になります。
またパンやサンドイッチ・ケーキ類も美味しそうなので、それらの食べたいものを買ってホテルで食べた事のある方も結構いらっしゃるのではないでしょうか?
けど、パリのホテルは一般的に部屋が広くはありません。
食べるスペースがなくて、ちょっと苦労したりします。
それでも、フランス料理に疲れてるときはそんな軽い夕食がほっとしたりもしますし、また美味しいんです。
そこで、2度目のパリならばアパルトマンでの滞在はいかがでしょうか?
アパルトマンも部屋はステューディオというワンルームタイプから、1ベッドルーム・2ベッドルームのタイプと様々なタイプがあります。
しかし、2人で滞在するのならやはり、1ベッドルームのタイプがいいでしょう。
ステューディオは、料金は安いのですが、やはり2人で使用するとなると行動に制限がついてしまうようです。多少高くてもやはり、ベッドルームとリビングは別になっていたほうが、断然使い勝手がいいです。
一人が眠くて寝てしまっても、もう一人はリビングでTVを見ていたり、明日のショッピングプランを練っていたりしていいのですから。
今回利用したシタディーヌというチェーンを例にあげるなら、
料金は1ベッドルームだと200〜300ユーロくらいなので思ったほど安くはないです。まぁ、中級ホテル程度でしょうか?
けれど、設備は整っているし、バスとトイレのスペースも別々でした。
キッチンは、シンクがホーロウで丸型なので使いづらかった点を除けば、食器洗い機やレンジ・湯沸しポットまで一通り揃っているので満足でした。
ただし、滞在日数にも寄りますが、洗剤などはないので、小分けにして日本からもっていったほうがいいと思います。
まぁ、そんなに高くないので現地で買って向こうに置いてきてもいいんですけどね・・・
お茶やコーヒーなどの温かいものも、飲みたい時にさっと入れて飲めるのもいいですね。
ボンマルシュなどのデパートの総菜屋さんで、食べたいものを物色するのも楽しみです。(意外と高かったするのですが・・)
街角の肉屋さんで、グルグルまわりながら焼かれてるチキンだって気楽に買ってきて食べれるし、バケットにハムやチーズをはさんで、酒屋さんで買ってきたワインを飲みながら、好きな格好で食事してリラックスできます。
好きな格好でというとこがミソですね。
レストランでは、
足を投げ出して食べるなんてことは出来ませんから。
なによりも自分たちのペースで滞在できるのでとても気楽で、外出して帰ってくるとほっとするくらいです。
もちろんフロントは24時間体制ですし、最終日に荷物も預かってくれます。
気楽でホッとできるアパルトマンでの滞在、是非一度試してみてください。
(2005・10・9)
パリでの旅の目的のひとつに美味しいフラ
ンス料理を食べるというのもあるかと思います。
そこで今回は、パリのレストランについて少し書いてみます。
パリには星の数ほどのレストランがあります。(もちろん東京にもありますが・・
・)
イメージとして、「パリではどんな店でも美味しいのではないか」というイメージが
ありますが、独断と偏見で言わせてもらうなら、答えは「NO」です。
あるガイドブックに載っていたビストロ(泊まったホテルのコンシェルジュも薦めてくれたお店でした)は、地元で大人気と書いてあったにもかかわ
らず??が付くほどの私たちの口に合いませんでした。
もちろん、地元のフランス人の方と味覚が違うと
言ってしまえばそれまでなんですが、万国共通で美味いものは美味いと思うのです。
そこで、パリでのお勧めレストランを3つあげたいと思います。
★ル・サンク
ジョルジュサンクにあるフォーシーズンズホテルのメインダイニングです。
パリでも数件しかないという三ツ星レストランなので予算はかなり高めです。(今年2007年ミシュランでは、二つ星に降格してしまったそうです。)
でもその分、味も雰囲気もサービスともに一級品です。
かといって堅苦しくなく大変居心地
の良かったお店でした。
★ジャマン
トロカデロにあるお店です。
以前は確か星が2つついていたようですが、最近はどうでしょうか?
ロブションが確立したお店と聞いてます。
もちろん、ロブションがやっていたときに
は、行った事がないので味の比較などできませんが、やや軽い感じのフランス料理です。
ここはランチのコースに、とてもお得なセットメニューがありました。
★レ・ブキニスト
セーヌ川のほとりサンジェルマンデプレにあるお店です。
カジュアルレストランですが、ここも軽いフランス料理です。
ややもするとパリでは量が多すぎて辟易することがあるのですが、ここは量もほどほどで、とてもよかった記憶があります。
三ツ星レストラン”ギーサボワ”のセカンドレストランです。
席と席の間のスペースが狭く感じられるのですが、それは少し我慢しましょう。その分お手ごろ
価格で何度でもいけるお店だと思います。
三店共、トラディショナルなフランス料理をやや軽めに現代風にアレンジしているよ
うな気がします。
こってりと重いのが個人的に苦手なので選んだお店がそうなりまし
た。
しかし、軽いといってもそこはフランス料理です。私の胃にはずっしりこたえて、一
日一食しか受け付けません。
ですので、貴重な一食をなおさら無駄にしたくありませんよね。
とにかく美味しいものにめぐり合えれば、幸せが待っています。
(2006・6・29)