-SEEN7 パリの美術館-
古い言い回しですが、「芸術の都・・パリ」には、世界的に有名な美術館がいくつかあります。
世界一有名な!といっても過言ではない美術館は、なんといってもルーブル美術館でしょう。あのモナリザからミロのビーナスまで、学生時代の教科書で見た美術品がこれでもかと展示されていて、世界各国からの観光客で連日にぎわっています。
入場までに1時間も待つということも、珍しくはないそうです。中も広くて、すべてを見てまわるには1日がかりかと思います。
この時計は、オルセー美術館のシンボルともなっている美しい時計です。ゴシック調とでもいうのでしょうか。
もちろん、パリへ行ったのなら、1度は訪れたいルーブル美術館ですが、個人的には、その川向かいにある
オルセー美術館がとても好きです。
展示されている作品には、印象派の作品が多く、どれも日本人にはなじみやすいものばかりだと思います。好き好きもあると思いますが、宗教画があまり好きではないので、オルセー美術館のほうが見やすかったような気がします。
誰でも教科書などで見たことがある・・と思われるルノアールの「ムーラン・ド・ギャレット」
たとえば、ロートレックの「ムーランルージュ」、ドガの「踊り子」やルノアールの「ムーラン・ド・ギャレット」、ゴッホの「自画像」、ミレーの「落ち穂拾い」、モネ・セザンヌ・ゴーギャン・ピカソ・マネ・などなど、また私の好きなアンリ・ルソーの絵画もここに展示されていました。
このページにアップするのに、作品名を調べました。
アンリ・ルソーの「蛇使いの女」という作品でした。
アールヌーボー・アールデコの装飾品や家具なども多く展示されています。
また、オルセー美術館は昔の駅舎(オルレアン鉄道の終着駅だった、オルセー駅)を改装してそのまま使っているもので、建物自体の内装も外観もとてもエレガントで、素敵です。
全体的にルーブル美術館よりも小ぶりで(それでもかなりの広さですが)、見やすいように思います。
こんな現代美術の展示室もあります。意外とこんなのも、私は好きです。
パリの美術館では、カメラでの撮影はOKみたいです。
もちろん、いうまでもなくフラッシュはたいてはいけません。
日本のいろいろな展示施設が、カメラ禁止のことが多いので、ちょっとうれしいです。
小学生の団体や、模写をしている人たちが多くいます。
日本の美術館ではあまり見かけないだけに、なんとなく文化の違いを感じます。
(そんなことはなく、普段日本では美術館に行かないせいかも知れませんが・・・)
私はなぜか海外に行くと、美術館などに行きたくなるようです。なぜかはわかりませんが、けっこう訪れることが多いです。
また、各ミュージアムショップで売っている品物も、けっこう好きです。
話を元に戻して、パリのお勧め美術館をもう2つほど。
ひとつは、モンマルトルにある
ダリ美術館です。
モンマルトル散策のついでに寄るといいと思います。
もうひとつは、なんとなく親しみやすさを感じる
ピカソ美術館です。
こちらはマレ地区にあります。このあたりは、中世からの建物が数多く残り、ちょっと隠れ家的なレストランや洒落たお店もあるので、ランチのついでによるといいかもしれません。
この二つは小さい規模なので、ルーブル美術館、オルセー美術館の鑑賞が最低半日かかるのに比べ、行動の予定が立てやすいかもしれないですね。
普段、美術館には縁がなくても、パリに行ったならやはり見ておきたいですね。
次回もしパリへ行くことがあったら、オランジェリー美術館と国立近代美術館を回ってみたいと思っています。
(2008・4・20)