-NO.8 美味しい台北-

台北には十数年前に家族で行ったきりで、あまり縁がありませんでした。
けど今年2012年2月にチャイナエアラインのビジネスで台北を経由することになったので、せっかくなのでストップオーバーして台北で遊ぶことにしました。そうしたら意外と台北に魅力を感じたので、9月に再訪しました。

十数年前の家族旅行は、安いパッケージツアーでした。
そのツアーについている食事が豪華な店ではないのに結構美味しくて、また個人的に行ったお店で北京ダックが美味しかった記憶がありました。

さて今回、初の個人旅行です。ガイドブックや台北ナビにて情報は仕入れました。

台北といえば、なんて言っても鼎泰豊の小龍包が真っ先に思い浮かびます。
京鼎樓の料理の写真 京鼎樓の職人さんたちが働く写真

上段は京鼎樓、下段は鼎泰豊での一コマです。どちらもたくさんの人が働いてますね。
鼎泰豊の料理の写真 鼎泰豊の職人さんたちの写真
濟南鮮湯包の店内と料理写真
左は濟南鮮湯包の店内の様子と料理です。地元の方に交じって日本人もチラホラいました。

2月に行ったときは、運転手さんのお勧めで、 京鼎樓へ。
9月の訪台時は、やっぱり一度は食べてみないとと思い、鼎泰豊本店で食べました。
いろいろ食べたかったので、セットメニューでしかも「クーポンなら並ばずに食べれます」ということでツアーガイドさんからクーポンを買いました。

また翌日は注文を受けてから蒸すという 濟南鮮湯包で食べてみました。

どの店もそれぞれ美味しかったのですが、「これを食べたいので台北に行こう」というほどではなかったです。
個人的には、濟南鮮湯包>鼎泰豊>京鼎樓って感じです。

京鼎樓はどちらかというとくどい感じがしましたし、中のスープもアツアツではなかったです。
お店もちょっと清潔感にかける感じです。でもお客さんはいっぱいでした。
鼎泰豊は、お店もきれいだし、サービスもとっても良かったけれど、作り置きなのか、トップの皮がひねってある所がちょっと硬かったです。でもアツアツで美味しかったです。
一番気に入ったのが、濟南鮮湯包。
お客さんは地元の人も多かったです。ここではほかにも棒餃子をいただきましたが、これはたぶん日本の餃子をまねたのもと思われます。
シラスチャーハンが美味しいらしいけどなんせ二人なのでそんなに注文できません。
次回にぜひ食べたいですね。

初めて家族で行ったときに 天厨菜館で北京ダックがおいしかったので「もう一度」とも思ったのですが、二人旅なので北京ダックだけでおなか一杯になっちゃうので今回は断念しました。
九分の阿雲傅統切仔麺店のメニューと料理の写真
正直、2月に行った時は、事前のリサーチ不足だったせいか、外した物もヒットした物もありませんでしたので”美味しいもののある街”といった感じはうけませんでした。

2月は主に九分観光メインでしたので、調べておいた 九分の 阿雲傅統切仔麺店(阿婆魚羹)というお店で食べた綜合魚丸湯(魚団子スープ)は期待通りの味でした。しかも40元(120円ぐらい)安いです。
鉄板焼きの写真

シャングリラから徒歩で行ける臨江街(通化街) 夜市で鉄板焼きのお店に入ったのですが、ここは思ったよりおいしかったです。
ただ、衛生状態に疑問が!
なんと隣で食事していた親子が、野菜炒めの中にタバコが入っているとクレーム。すぐに席を立って帰っていきました。
大騒ぎすべき事態だと思うのですが、お店の人もお客さんもおもったより騒ぎませんでした。そのことにちょっとカルチャーショックを受けました。
私たちはそれまで美味しく食べていたのですが、一瞬にして興ざめしました。
9月に行った店は、高級店ではありませんが、みんなヒットでした。
おかげで”美味しい台北”というイメージが出来上がりました。
台南名物の担仔麺のお店、 度小月も行きました。
度小月入口の写真 度小月店内の写真
度小月の料理の写真
度小月の店構えと店内の様子、料理です。
とてもきれいな店で、夜には居酒屋的に使えると思います。 担仔麺はニンニクが効いていてとても美味しかったです。
ここもぜひもう一度行ってみたいですね。
一度目は美味しいと思っても二度目はこんなんだったけ?と思う店は少なくないです。
いつ食べてもうまいと思う店は貴重ですね。

淡水の夕暮れとカップ入りイカの揚げ物の写真

また、淡水でワンタン麺か孔雀蛤を食べようと計画していましたが、連れが体調が今一つだったようで「何も食べたくない」というので、私一人で屋台でイカの揚げ物と缶ビールを買って夕陽を見ながら食べました。

イカフライ美味しかったですねぇ〜。
ビールに合いすぎです。
淡水は車をチャーターして行ったため、街中を見る時間があまりなかったので、今度はMRTでもう一度リベンジしたいですね。

9月に泊まったホテルは、ハワードプラザ。
ここの朝食はコーヒーはいま一つですが、他は美味しかったです。
味的には2月に泊まったシャングリラより美味しく思えました。
もちろん豪華さはシャングリラですが・・・
ハワードプラザ内のレストランもこれなら期待できそうです。 シャングリラ朝食時に料理する人の写真 ハワードプラザ朝食時に皿に盛ったところの写真
左がシャングリラの朝食ブッフェでのひとこま、右がハワードプラザの朝食の一皿です。


最後の夜は、台湾料理のバイキングをやっている青葉新楽園に行こうと思いました。
もう量は食べれないけどバイキングなら、いろいろな台湾料理を楽しめると思って。

ホテルの方に電話で確認してもらったらすでにいっぱいで入れないとのこと。そこでホテル周辺をぶらついて 悦華軒という店で中華料理を食べました。
悦華軒の愛嬌のあるフロントさんの写真 悦華軒の料理の写真
悦華軒の愛嬌たっぷりのフロントの御嬢さんとちょっとお洒落な中華料理。

ここがまた、美味しくて値段も手ごろなお店でした。地元の人で結構込んでいました。
ひと昔前の高級料理店といった趣です。 山頭火の大行列の写真


9月の台北で吃驚したのは、ラーメン山頭火が地元の人にとっても受けてたこと。
SOGOのフードコートで長蛇の列を発見したので何かと思ったら、ラーメン山頭火でした。
同じフードコート内の鼎泰豊よりはるかに行列が長かったです。
日本のラーメンがブームなのでしょうか?

最後にお勧めの台湾土産、ズバリ鳳梨酥(パイナップルケーキ)です。
お店によって味は、いろいろらしいです。
最近のはやりは、自然志向・・ということで餡にパイナップルのみを使用している 微熱山丘という店は大繁盛していました。
メニューは潔く、パイナップルケーキのみ。 微熱山丘の店内とパッケージの写真

お店に入ると行列ができていて、見本も何もなく「何個入りですか?」と聞かれてカウンターでお金を払って商品を受け取るという実にすごい商売です。

丸々一個の太っ腹の試食があるというクチコミでしたが、行った時はお茶だけでした。
噂では、「試食はなくなったのではなく、中秋節の混雑のせいじゃないか」ということでした。
真意のほどはわかりません。
日本に帰って食べましたが、パッケージもとってもキュートだし、混ぜ物がない・・という感じで美味しいし、お土産には最適だと思いました。

このお店、この大成功振りでどうやら日本に進出するそうです。しかも表参道!
そんな情報が”台北ナビ”に乗っていました。

台北・・・意外と美味しいものの宝庫かもしれません。 (2012・12・9)

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