成田空港のB滑走路が、2500メートルに延長されたそうです。
NAAの広告で見ると、驚いたことに誘導路も新設されているのです。
私は延長よりもこの誘導路の新設が、大変重要な事であると考えます。
いままで第一ターミナルからB滑走路まで、途中がローカル列車の単線のようになっているために、すれちがいに時間が掛かり小一時間もかかることがありました。韓国行きなら航程の半分位行ってしまう時間です。
これが仁川空港なら、20分で離陸できます。
またすれちがいによる接触事故も心配されていました。
この誘導路ができたことで、成田もようやく半人前になったようです。
下が4000メートルのA滑走路、上がB滑走路です。
ポッカリきれている部分がつながれば4000メートル級の滑走路になります。
しかしながらこの図を見ると、何か割り切れない気持ちがするのは私だけでしょうか?
これは工事途中や災害の後の図のようにも見うけられます。
世界広しといえども、滑走路が途中で切れて虫食い状態の空港はありません。世界のパイロットたちは空から見て、どんな感想を持っているのでしょうか。
有り難くない世界唯一の空港であり、一人前の空港になるのはまだまだ先のようです。
次回空港のハブについて考えてみます。
追伸
日航が経営危機だそうで、JAL悟空で応援しようと思い仁川空港に行ってきます。(2009年11月記)