八星空間

-旅行主任の旅日記2-

突然の激安航空券が登場、ソウルの今

朝鮮日報の記事では、日本人観光客が激減して明洞ミョンドンに閑古鳥が鳴いている様子を掲載していました。
二ヶ月程前は「ソウル行き航空券やホテルなどが取れない」といっていたのにどうなってしまったのでしょうか、さっそくチケットをゲット!A航空の便指定でなんと7900円でした。
それも土曜日発です。サイトでホテルを検索すると、明洞のPホテルが、4300円予約できました。

普通は7月になると航空券やホテルは高くなるのですが、ホテルのサイトなどは頻繁に値段が変わっていました。

当日の成田空港はやはり人影はまばらでしたが、飛行機は満席でした。安売りしたせいでしょうか。
仁川空港に到着。なにやら飛行機を降りるとゲートが渋滞しています。
何と!降りたところで、マスクした検疫官が温度計で全員の体温検査しているのです。
機内では、「検疫票に滞在ホテルや連絡先など確実に記載してください」といっていましたが、今韓国ではかなり厳しく新型インフルエンザ対策をしているのですね。これで後日びっくりすることが起きましたが、それは後述します。
無事、韓国に入国。リムジンバスでホテルに直行です。
リムジンバスは、意外とお客さんが多いです。着いたホテルには、日本人客が多くいました。

明胴を散策すると新聞記事のように閑散としたところは見えず、人が多く散策しています。
見ると聞くでは大違いです。 景福宮の衛兵交代式

景福宮で行っていた衛兵交代式の写真です。

今回の食事は、狎鴎亭アックジョンにサムギョプサル狙いで行ってみました。ロデオ通りを歩くと高級そうな服装の若い子たちがいっぱいいます。狭い路地は車で一杯で、なかにはスーパーカーもこれ見よがしに、道を行ったり来たりして走っています。
不景気を感じさせるものは見あたらないようです。
お店も大繁盛のようで、「日本人だけおまけです」と茶碗蒸しのようなものがサービスで出てきました。周りを見ると、他の韓国人にも出ていたようですがまあ、それはいいでしょう。
サムギョプサルは、高級店でも安くて美味しいです。

次の日は韓一館でお昼をいただきました。
たいそう立派な建物で、此処も店の前は、車で来るお客のため大勢のスタッフが車の整理をしています。韓国人はみな車でくるようで、歩いてきたのは我々くらいでしょうか。
此処も余り不景気感はありませんでした。
韓定食はバラエティー豊かで、個々の味もよく、初めての方はこの定食を食べれば一通りの韓国の味を体験できるので、このお店はお勧めです。

その夜です。突然携帯に着信が・・・
何とこれが韓国疾病センターとの事、「健康に以上はありませんか」の質問です。
何か詐欺の電話とも思いましたが、一応答えました。韓国ではインフルエンザ対策をきちんとやっているのですね。

広くなったイーテウォンの通り

広々として、以前の面影が全くないイテウォンの通り


梨泰院イテウォン通りは以前と違い、通りが広くなってなぜか活気が無くなったような気がします。
昔は客引きが多かったのですが、今日は引かれませんでした。
何故かなと思っていると、路地裏で「ビザ、ビザ」と客引きのような人から声かけられました。
何と中国人用にビザを斡旋しているようなのです。私は中国人と間違えられていたのかもしれません。

中国人といえば、ヒルトンの前は中国人の団体のバスがいっぱいです。カジノも中国人で満員状態。そのうち明洞の看板も日本語から中国語に変わってしまうのではないでしょうか。

ガラガラのソウルインチョン空港 空港レストランのボリューム満点ショーウィンドウ
人影まばらなインチョン空港と、空港レストランの見るからにボリューム満点のショーウィンドウ

帰りの仁川空港は閑散としており、カウンターもガラガラの様子。ゲートまでのコンコースも人影まばらです。
このあたりは不景気が実感できるところです。 いざ飛行機に乗ると席は満席です。
成田ソウル間だけが一杯なのでしょうか。 今回のこの旅行は私のソウル旅行の中でも一番の激安体験でしたが、満席状態の飛行機そしてアックジョンや明洞の混雑など見ると不景気なのか好景気なのか分からなくなりました。

▼ 追記
旅行日は、七月初めでチケットの販売は六月下旬でした。
出入国者の統計では、韓国は2月から4月まで前年比40パーセント増だったのですが、五月は9パーセント・六月はマイナスに転じました。インフルエンザとウォン下げ止まりが減少に拍車をかけたようです。
その時期に航空会社があせって販売したのでしょうか、多分もうありえない価格だと思います。 (2009年8月記)

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