体高:24センチ メーカー不明 |
ある意味オリジナル? 悪者みたいなマスクが素敵。 |
これをパチモンと呼ぶかどうか、意見の分かれるところかもしれない。袋タグに堂々と記された「サンダーZ」に原作があるわけではない。おそらく正規のルートを通じた販売もなされたのだろう。「ST」マークの交付も受けている。けれど、これ、どう見たって永井豪原作の『グレートマジンガー』(昭和49年9月〜フジテレビ系で放映)のパチソフビ。名前の「Z」はその前作『マジンガーZ』の「Z」だろうし……。 |
体高:15センチ メーカー不明/怪獣ニューシリーズ |
ミニサイズながら、 造形師の腕が光る秀作! |
石ノ森章太郎原作。昭和48年4月からフジテレビ系列で放映された。レンタルロボットを使って悪事を働く犯罪組織RRKK(レンタルロボット株式会社)と闘う、警視庁所属のロボット刑事という設定。その名を「K」という。 |
体高:14センチ(手先まで) メーカー不明/透明怪獣シリーズ |
両手を上げて「休め!」 の姿勢は疲れそうで……。 |
放映タイトルは『スーパーロボット マッハバロン』。レッドバロンの放映打ち切り後、約半年を経た昭和49年10月から、やはり日本テレビ系列で配信された。 |
体高:36センチ メーカー:ブルマァクもどき |
ブルマァクのロゴまでパチった、 あざといだけのトンデモパチモン。 |
放映タイトルは『スーパーロボット レッドバロン』。昭和48年7月から日本テレビ系列から配信された。制作は『シルバー仮面』や『アイアンキング』で知られる宣広社である。身長40メートル、重量150トンの巨大ロボットの操縦は頭部内に乗り込んで行う。操縦できるのは科学秘密捜査(SSI)隊員の紅健ただ一人。健の「レッドバロン 出動!」の声にしか反応しないのだ。昭和48年当時から、すでに原作者の頭の中には声紋判定の概念が出来上がっていたということか。 |
体高:12センチ メーカー不明 |
顔色は悪いけれど、 胴長・4頭身が愛らしい。 |
昭和49年4月からフジテレビ系列で放送されたテレビアニメ。原作は永井豪および石川賢人の2人が担当した。ゲッターマシンとよばれる三機の飛行機が合体して、3種の巨大ロボットに変身する。 |
体高:15センチ メーカー不明/怪獣ニューシリーズ |
社長自ら絵筆を振るった(に違いない)、 まわしを着けたアニメヒーロー。 |
鉄人28号と並んで巨大ロボットを代表するアニメキャラクターである。原作は永井豪、製作は東映動画。リモコンで遠隔操縦するタイプの鉄人に対して、マジンガーZは、飛行体・ジェットパイルダーを操る主人公・兜甲児(かぶとこうじ)が、頭部に合体してコントロールする。人間が乗り込んで操縦するという斬新なアイデアは、「勇者ライディーン」「コン・バトラーV」など、後に続々と誕生するロボキャラに受け継がれ、「機動戦士ガンダム」で、乗るのではなく着るモビルスーツとなって結実した。 |
全長:28センチ メーカー不明 |
ロータスかウィリアムズか? 大英帝国のレースカーに乗った巨大ロボ。 |
昭和42年10月からNET系列で放映スタートした巨大ロボット特撮。原作は鉄人28号の横山光輝。 |
全長:14センチ メーカー不明 |
知る人ぞ知る“ガンダム”の前身。 左手の人差し指に、ぜひ、注目!! |
ツタンカーメン的なマスクに鎧のようなボディー、そしてベルボトム調の脚線美……勇者ライディーンの容姿には、どこか血筋の良さが漂っていた。 |
全長:14センチ メーカー不明 |
人間サイズの犯罪捜査ロボットは、 オートバイに変身しちゃうんだゼ! |
昭和49年4月からフジテレビ系列で放映スタート。原案は「うしおそうじ」である。 |
全長:15センチ メーカー不明 |
細部にわたる配慮を、 無駄とはいわないで……。 |
まっ、こんなもんか的な作品が目につくパチ・ミニソフビの中にあって、造形的にはまったく捨て鉢観の見いだせないマッハバロンである。目と腰回り以外、オレンジ色のソフビが剥き出しであるため見づらいが、胸部、手の甲、下腹部、爪先などの凹凸が見事に再現されている。それに、テレビの中の実物は、中に人間が入ることを考慮するとこうなってしまうんだ的な四角い顔、ずんどう体型、がに股が目についたが、写真は、その言い訳部分をすべて払拭した、うりざね顔、逆三角形の体型、ベルボトム調の脚線美を実現している。この造形師、かなりの凝り性とみた。 |