体高:23センチ メーカー不明 |
つくりの荒っぽさで、 本物以上の怖さを演出。 |
ゴジラが怪獣の代表であり続けられるのは、その初演作が特撮映画の創成であったことに加えて、見るからに怪獣らしいフォルムを忘れるわけにいかないだろう。時代を超えて人の記憶に残る怪獣は、どれも、これ以上手の施しようがないと思えるほど、完成されたフォルムに身をつつんでいるものだ。 |
体高:17センチ メーカー:ミウラ |
これぞ、デフォルメ& パロディー路線のきわみ。 |
ゴジラの好敵手といえばキングギドラだ。昭和39年公開の『三大怪獣 地球最大の決戦』(東宝)ではゴジラほかモスラ、ラドンを相手に闘い、それでも負けないくらいに強かった。おそらく、映画史上最強の怪獣だったのではないだろうか(2001年の『ゴジラ・モスラ・キングギドラ大怪獣総攻撃』(東宝)ではゴジラにやられちゃったようにも見えたけれど……)。 |
体高:20センチ メーカー:マルサン(推定) |
新生マルサン移行期の生産か? ペギラ的な半オリジナル怪獣。 |
その名「ペギドラス」は仮名である。ウルトラマンにもゴジラにも、こんな怪獣の記録はない。その頭部がマルサンのオリジナル怪獣・ドラギラスに、腹部と翼がやはりマルサン製のペギラに似ているため、そう名づけた。 |
体高:19センチ メーカー不明 |
ただならぬ職人技が冴える、 ライセンスソフビに劣らぬ作品。 |
ゴモラは『ウルトラマン』(昭和41年7月〜TBS)の第26・27話に登場した古代怪獣で、1億5千年前に棲息していた恐竜ゴモラザウルスが眠りから覚めたとの設定。その完成されたフォルムは、レッドキングと並んで記憶に残るジス・イズ・カイジュウだった。 |
体高:31センチ メーカー不明 |
大きいことはいいことだ! ポリエチレン製の廉価版(?)ゴジラ。 |
昭和29年3月、アメリカがビキニ諸島で行った水爆実験で、日本の遠洋マグロ漁船・第五福竜丸が被爆。同年9月、久保山愛吉船長は「原水爆の犠牲者は私を最後にしてほしい」との言葉を残して亡くなった。広島・長崎の記憶も新しい当時のこと。日本国内で反核運動が高まったのは言うまでもない。 |