体高:29センチ メーカー不明/GOOD TOY'S |
石ノ森先生、 似すぎてて、ゴメンなさい。 |
作品ナンバー0101のスペクトルマンもどきと並んで、パチソフビを代表する作品がこの青い仮面ライダー風人形。漫画版(石ノ森章太郎作)がモチーフである点や、長くて細い手足、ひ弱な肉体などフォルム上の共通点も多く、同じ造形師の作品と考えられる。いずれにしても漫画本から飛び出したような出色の出来であることは誰もが認めるところだ。 |
体高:34センチ メーカー:マルマン(?)/Special Toys |
パチモンだけど、 それがどうした! |
パチモンであることをまったく卑下することのない“威風堂々”とした立ち姿。腕や脚に再現されたスーツのしわが、昭和46年4月から放映されたテレビ実写版をモチーフにしたことを物語っている。素材は塩化ビニールではなくポリエチレン。そのためソフビ特有の肉厚な質感はない。また、着色も目、マフラー、ベルトに限られ、残りは素材色のゴールドがむき出しであるため、チープ観は否めない。 |
体高:24センチ メーカー不明 |
マスクのグラデーションに、 こだわりました。 |
本郷猛(1号)と一文字隼人(2号)を超人(改造人間)化したのは世界征服をねらう悪者ショッカーだった。ところが昭和48年2月に放映スタートしたV3は違う。風見志郎を改造したのは、実は1号と2号の2人のライダー。両ライダーがそれぞれの力をV3にそそぎ込んだのはいうまでもない。V3とは、第3のライダーという意味に加え、本郷、一文字、風見の3人の力の結集を意味するのだ(と思う)。 |
体高:27センチ メーカー不明/よい子のおもちゃ |
¥300也。 当時価格の記録を止めた貴重な一品。 |
仮面ライダー1号と推測される。大手おもちゃメーカーから発売された製品とそっくりのフォルムだが、こちらはソフビではなく厚めのポリエチレン製。マスクもはずれないし、靴も脱げない。 |
体高:23センチ メーカー不明/怪獣セット |
得意技を表現した手のカタチ。 ロボとの関係性は不明。 |
仮面ライダーアマゾンは、昭和49年10月から毎日放送・テレビ朝日系列で放映。全24話は、ライダーシリーズの中では最も短い。そのフォルムはトカゲがモチーフとされ、必殺技はライダーキックではなく、敵に飛びかかり腕のヒレで切り裂く「大切断」。引っ掻きや噛みつきといった技(?)も得意とした。 |
体高:23センチ メーカー不明/よい子のおもちゃ〜怪獣シリーズ |
なぜ「透明」を消そうとしたのか? 推測が推測を呼ぶ、タグの痕跡。 |
「よい子のおもちゃ〜透明怪獣シリーズ」の仮面ライダーアマゾン風人形である。ただ、「透明」の文字を印刷段階で消そうとしたような痕がある。また、他のシリーズが15センチ前後のミニサイズであるのに対して、こちらは23センチと、ミドルサイズの仕上がりとなっている。その分作りも精巧だ。400円の値札シールが残っている。 |
体高:25センチ メーカー不明/透明怪獣シリーズ |
パチモン造形師のマニアな性癖を物語る、 知る人ぞ知るサブヒーロー。 |
歴代のライダー群の中で、おそらく最も知名度に欠けるライダーだろう。「仮面ライダーV3」の第43話に初登場以来、生涯にわたってオリジナルシリーズを持つことはなく、脇役として活躍した。 |
体高:31センチ メーカー不明/おみやげ |
画一的大量生産のたまものか、 スペクトルマンと共有のマッチョボディ。 |
写真を見て、「どこかで見かけたような……」と思った人はもう遅い。あなたはもう、後戻りのできないパチモンワールドに足を踏み入れてしまっている。そう、これは、本HP「変身ヒーローもどき」に掲載の、花瓶の頭を持つスペクトルマン(作品ナンバー0102)、そしてミラーマンの顔を持つマッチョヒーロー・ミラクトルマン(作品ナンバー1601)と金型を共有する仮面ライダーもどきである。 |
体高:15センチ メーカー不明/透明怪獣シリーズ |
葉っぱじゃないよ、マフラーだよ。 変わらぬ粗雑な彩色が魅力の透明ライダー。 |
V3の後を受けて登場したのがXである。昭和49年2月から毎日放送系列で放映開始。それまでのライダーのコスチュームがグリーン基調であったのに対して、Xはシルバーというか、白っぽかった。当時、ライダーシリーズは、マジンガーZなどのロボットアニメに人気を奪われ、斜陽傾向にあった。それで、ロボ観というか、メカ観を出そうとしたなどという話もあるが、真偽は定かではない。 |
体高:15センチ メーカー不明 |
様にならない両手は、 空手の基本構えがモチーフか。 |
おさまりの悪い両腕をいじっていてひらめいた。45度に曲げた左腕と伸ばし加減の右腕は、空手の基本構えをイメージして成形されたのではないか。結果、失敗したことは見てのとおり。脇を開きすぎたことが原因。そうやすやすとは思い通りにいかないのが人生である。その両腕と下半身の金型は、作品ナンバー0802のシルバー仮面、および同2002のアイアンキングと共有。頭部と一対の上半身だけがV3専用に造形されている。 |