変身忍者“嵐”もどき

1901
体高:18センチ
メーカー不明
有名メーカー製に似た、
とんま顔がかわいい。

昭和47年4月から毎日放送・NET系列で放映スタート。原作は石ノ森章太郎。同年フジテレビ系で始まった『快傑ライオン丸』とともに、おそらく最後のチャンバラブームに火を着けたという意味でも、歴史に残る作品といえる。嵐に変身するハヤテ役を務めたのは、後に『鉄人タイガーセブン』でも主演した南城竜也だが、記憶に残るといえば林寛子である。ハヤテを援護する伊賀忍者タツマキの娘・カスミ役で出演し、あの肉感的なボディーで大活躍。後の戦隊モノで定着し、『有言実行三姉妹シュシュトリアン』(フジテレビ系・平成5年〜)で極まったエロかわヒロインの先駆けとなった(に違いない)。
嵐のソフビ人形としては、バンダイ製のミドルサイズとポピー製のミニサイズがあったが、写真はポピー製の造形に近い。ちなみに、写真と同じ実写版・嵐をパチったタグ付ビニール袋に封入されたソフビ人形にはミドルサイズもあって、こちらはバンダイ製に近い造形。バンダイとポピー、ミドルとミニ、自由奔放でオールラウンドな、パチメーカーの荒技である。


参考文献:竹書房『超人画報』・同『ウルトラマン画報(上下巻)』