Review 2009

2009年を振り返る

[ダイビング本数]

 2009年のダイビング本数は86本でした。3,4,8,10,11月は潜りませんでした。昨年を除くとここ数年100本前後なのでいつも通りのペースといったところでしょうか。

 エリア別で見ると、大瀬崎41本、海洋公園2本、ケラマ12本、沖縄本島20本、柏島11本でした。今年は長い連休がたくさんありましたので、伊豆以外はほぼその期間に潜っていました。年初はケラマ、ゴールデンウィークは沖縄本島とケラマ、シルバーウィークは柏島に行きました。

 総本数は9月の柏島で1700本に達しました。


[ダイビング総括]

 年越しをケラマで過ごし、元旦に前浜に潜って、水中の鳥居にお参りしました。2008年末からスタートした虫の目レンズが今年も活躍しました。

 正月のケラマから戻って、2月くらいまで伊豆で潜っていました。1月は大瀬崎ではイッテンアカタチキサンゴカクレエビのナイトバージョンを撮ったりしました。また、ヤドカリに着くイソギンチャクに着くカクレエビを虫の目で撮ったりもしました。IOPではどうしてもマダラハナダイ幼魚を撮りたくてディーフラットさんを初めて利用しました。深場なので一見の客は難しいかなと思いましたが、意気投合させていただきました。2月には湾内で黄色いボロカサゴ、以前から見られていたクルマダイ幼魚をようやく見れ、どちらも虫の目レンズが活躍しました。

 ゴールデンウィークの連休は沖縄本島セルフとケラマを計画し、1月から動きはじめました。原田家と檀上家と、それぞれレンタカーを手配し、初日二日目(5/2,3)は潜水案内沖縄の津波古さんのガイドで、三日目四日目(5/4,5)はオカノさんの手配でアークダイブでタンクを借りて、オール真栄田岬で潜りました。すべて真栄田岬だったのですが、まったく飽きることなく平均潜水時間80分で満喫しました。ホムラハゼも見ることができました。5/6は移動日でクイーンざまみの2便でケラマに向かい、5/7,8,9と三日間潜りました。今回はやたらとムラサキウミコチョウを見ました。パタパタ飛んでいるところも撮ってみました。卵を持っているクマノミが多く、虫の目で卵を世話しているところや威嚇しているところが撮れました。

 沖縄帰りの5,6月はマンボウ狙いで大瀬崎に行きました。外海が穏やかな時にスクーターを持っていきましたが、外してばかりでした。檀上さんと潜った時にようやく小型のマンボウを1枚見ることができました。しかし、虫の目レンズでの大物撮影は全然だめでした。

 ゴールデンウィークの真栄田岬でセルフの勝手がわかってきたので7月の海の日の連休も沖縄本島で潜りました。タンクはちょっと割高ですが真栄田岬にすぐ近くのシーウィーズで借りました。潜る度にタンクにチャージしにいくと割安なのですが、連休などは駐車場が満車だったりするので一旦車で外に出てしまうと再び駐車場に入るのに待たされてしまいます。混雑する時は朝にすべてのタンクを借りてしまったほうが無難でした。ゴールデンウィークに見られたホムラハゼを見ることはできませんでしたが、ユキンコボウシガニはガイドなしでも何箇所か見つけられました。またニシキフウライウオの若魚でしょうか。透明な体に色とりどりの模様が入っているステージがいました。初日は透明な部分が多かったのですが、最終日にはほとんど透明な部分がなくなってしまうくらい、あっというまに変わっていきました。チョウチョコショウダイの激小サイズも何個体かいました。ものすごく体をくねらせてました。

 シルバーウィークは原田家の計画に便乗した形で柏島に行きました。直前に決めたので宿が連続して取れず、日程途中で宿泊先を変えることになってしまいました。行きの途中でタイヤがバーストしてしまいJAFのお世話になってしまい、到着が12時間ほど遅れてしまいました。久しぶりのフリッパーズでしたが、いつの間にかダイビングの合間やポイント待ちに釣りをするようになってました。前半は水がイマイチでしたが、後半は黒潮が入り、ものすごしブルーでした。柏島でも一瞬でしたがホムラハゼを見れました。ニシキフウライに小さなハギの幼魚がついていたのですが、うまく撮れてませんでした。

 柏島からしばらくは紅葉シーズンということもあり、潜っていなかったのですが年末にようやく大瀬崎に行き、それが潜り収めでした。


[水中撮影機材]

 ここ10年くらい愛用の105mmテレコンのリングライトを中心に、昨年暮れに仲間入りした虫の目レンズと従来からの105mmという構成で撮りました。今年は本格的に虫の目が活躍しました。


[陸上写真]

 3月4月は例年通り潜りはオフシーズン。3月から秩父鉄道のSL、パレオエキスプレスのシーズンインです。運転初日に撮影に行きました。初日なので日章旗付きでした。また、横浜ベイブリッジにあるスカイウォークも、3月はちょうど富士山の上に太陽が沈むダイヤモンド富士を狙って何度か通いました。ダイヤモンド富士の日には残念ながら雲に隠れてしまいましたが、富士山の真上に太陽が位置するところに客船が通過するシーンが撮れました。

 4月4日の大瀬祭りは週末と重なり、天候にも恵まれて祭りと桜、富士山を楽しみました。吟道の碑のところにも行ってみました。階段の途中から木が伐採されていて湾内から先端まで一望できました。

 板橋の花火大会は今年も家からの撮影です。タイミングが勝負なので、とにかく撮りまくり、500枚ほどシャッターを切ってました。

 7月に島根県にあるローカル線木次線に乗る機会があり、以降、列車に乗って先頭車両から携帯で動画を撮影するのにはまってしまいました。夏休みは九州・山陰の列車旅行という、これまでとはちょっと違う旅行をしました。

 10月の紅葉は那須茶臼岳や裏磐梯に行きました。那須はちょっと終わりかけで姥が平まで下りずに山腹を一周しただけでした。裏磐梯は中津川渓谷がちょうど見ごろで、流れる車窓の紅葉がよかったです。早朝の曲沢沼はちょうど見ごろで、もやがかかり、厳かな雰囲気ですばらしかったです。

 11月に入り、再び横浜のスカイウォークに何度か足を運びましたが、なかなか富士山がきれいに見えるタイミングを狙うのは難しかったです。来年3月のダイヤモンド富士をまた狙いたいと思います。

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