Review 2005

2005年を振り返る

[ダイビング本数]

 2005年のダイビング本数は100本ちょうどでした。異動もありガクンとペースが落ちました。本数の内訳は大瀬42本、柏島43本、屋久島10本、安良里3本、海洋公園2本でした。1997年に大瀬に通い始めてから、大瀬以外の場所が年間本数で一番だったのは初めてです。

[ダイブサイト]

 一番本数が多かった柏島は4回行きました。うち、2回は出張を絡めて初めて公共交通機関を使ってみました。安良里はヤシャハゼが出ているということで3本潜りましたが、残念ながらその日だけ出てませんでした。IOPはイバラモエビ狙いでしたが、個体が大きすぎました。ホームグランドの大瀬崎ですが、印象的なのは2月の潜水艦と、6月のマンボウブームでしょうか。今年の初ダイブサイトは屋久島です。直行便がなく、登山客で人気の場所なので飛行機の予約も大変です。世界自然遺産ということで陸上も楽しいわけですが、水中も他にはない魅力がありました。

[被写体]

 大瀬崎では1999年以来6年ぶりのマンボウフィーバーでした。2回見ることができました。1回目は柵下の沖の−50mに大小3匹でした。情報を聞いたものの、例年は出たという情報があってから行ってもいなくなっていることが多く、ましてや週末はダイバーの数が多く、拝めなかったのですが、さすがにブームだけあって情報を聞いてから行ってもいてくれました。2回目は門下の沖の−25mくらいという、たくさんのダイバーが行き交う場所でした。プロカメラマンの白鳥さんと一緒に撮りました。横に写っている白鳥さんのスレーブが光っていい感じの写真が撮れました。そのうち、たくさんのダイバーに取り囲まれたところもいい雰囲気で撮れました。

 柏島はホムラハゼブームで、おこぼれにあずかることができました。初ホムラでした。GWの時は生息環境が非常に隙間がせまいところで、手前の岩でハレーションを起こさずに奥まで光が回るように撮るには厳しい環境でした。8月と9月の時は条件がよく、何回も全身を撮らせてくれました。個体が小さく、岩の隙間などにいるので、テレコン+リングライトが活躍しました。

 西伊豆ではミジンベニハゼが大発生しました。特に安良里では半径5mほどの中に10個体もいました。それに加えて、ヤシャハゼやカワリオニハゼなどこの時期の安良里はいい感じでした。残念ながらヤシャハゼはその日だけ引っ込んでいたらしく撮れませんでした。

 大瀬では10月から11月にかけてタカベの大群が湾内に入ってきました。透明度がいい日はとても大瀬とは思えない景観でした。タカベを狙ってかカンパチなども回ってきていいワイドネタでした。

 初めての屋久島でしたが面白かったです。屋久島ならではの魚というのはあまりないのですが、あまり見かけない魚がウヨウヨいたり、他の地域で見られる環境と違う環境で見られるのが面白かったです。ハナゴンベはドロップオフのようになっている崖のところに群れている印象でしたが屋久島では平らな大きなサンゴの下にいて、撮りやすかったです。スズメダイ幼魚はシーズンではなかったもののマルスズメ幼魚などが楽しめました。あと、自分的には珍しいクリーム色のクマドリイザリウオを2個体も見ました。屋久島では川でも潜りました。初めての淡水ダイビングです。とはいっても、水深は2mもない環境でしたが、ボウズハゼヨシノボリの仲間など数種類が生息していました。

[陸上写真]

 陸上の撮影はほとんどいけてません。2月に大瀬崎沿岸で海上自衛隊でしょうか?、潜水艦が外海を右往左往してました。吟道の碑から富士山を絡めて撮りましたかなかなかレアではないでしょうか。8月には昨年に続いて板橋の花火大会を撮りました。今回は招待券をもらったので、ロケーション的には最高でした。10月には那須茶臼岳へ紅葉の撮影に行きました。三脚を持たずに手持ちでの撮影でしたが、あまり明るくないズームレンズにPLフィーターのため、イマイチな写真ばかりでした。

index
Copyright (C) Toshiaki Uematsu