「初心者はニコノスと言われて買ったけど、うまく撮れない」
「水中写真を本気でやりたいなら一眼レフ+ハウジングだね」
「接写はやっぱり一眼レフかなぁ」
まぁ、確かに「ニコノス1台でなんでも撮れます」とは決して言いません。が、ある程度自分が満足できる写真ならば撮れないことはありません。もちろん、撮れないものはどうやっても絶対に撮れないのでそういったものをどうしても被写体にしなければならないのならば、一眼レフ+ハウジングをお勧めします。ニコノスのよさは「ファインダーから見た画像と実際に写る画像が違う」ところでしょうか。もちろんこれはニコノス最大の欠点でもあります。一眼レフのようにファインダーを通してみた映像がそのままフィルムに写るカメラシステムでは自分の思った構図になるまでなかなかシャッターを切らないことがよくあります。その点、ニコノスは「数うち当たる」的にバシバシとシャッターが切れます。現像したフィルムを見ると自分の思ってもみなかったよい構図を発見することもあります(それ以上に失敗写真はありますが)。特にニコノスで接写を行う場合には必ず接写枠(ときには接写枠を外すこともある)が必要ですが、この接写枠の中に被写体を入れて撮影するわけですから、いろいろな(時には一眼レフでは絶対無理な)角度から撮影することができます。まぁ、本当にいいカットはフィルム1本のうちに1枚くらいしかありませんが...。(^^;)
私はこの「自分の思ってもみなかったよい構図を発見する」、これこそが将来ニコノスから一眼レフに移行するときにとても役に立つことだと思いますが、みなさんはいかがでしょうか?
その1.おきらくごくらく、水中写真はスナップ感覚だよーん
フィルムはネガフィルム。シャッタースピードのダイアルは「A(オート)」。ストロボはTTL調光
撮りたい被写体の距離だけは注意して、いままでどおりスナップ道を精進してください。
その2.水中写真を本格的にやりたい。きれいな写真が撮りたい
以下のページをご覧になり、これからもずっとNIKONOSを愛しつづけてください。
以降ではNIKONOSの撮影術をワイド・マクロにわけてご紹介します。