ダイビングログブック 2001


2001

用語集>:Diving Log Bookのなかに出てくるダイビング(カメラ)用語を解説します


2001年12月23日
1本目でフィルムが20枚くらい残ってしまったので1本目と同様サクサクっと撮って、エグジットしてフィルム交換することにした。今回は中間リングなしの2倍マクロにしてみた。何気なく潜っていたらいつのまにかオラウータンクラブのところに出てしまった。どうもいつも通るコース上に根があるようだ。とりあえず今回も数枚撮る。すぐ後ろの根のサンゴにイソハゼの仲間がついていた。背景がきれいだったのとあまり逃げなかったのでたくさん撮った。30分くらいでフィルムを撮りきったので、一旦エグジット。フィルム交換の後、エグジット口の階段を降りてエントリーした。そのままクマドリとイロイザリのいる左の砂地へまっすぐ向かう。もう、誰もいなかった。オレンジのイロイザリを撮っているとあくびをした。2回連続あくびをしたので2,3枚撮ることができた。エグジット口近くの壁でヘビギンポを撮った。はしごの近くではいつも通り、ヨコシマエビを撮ってエグジットした。

伊豆大島
秋の浜

天候:快晴
風:北西の風2m
気温:10度
水温:16度
透明度:12m

[Top]

2001年12月16日
1本目をあがって宿に戻り、朝食を食べ終え、フィルム交換をして2本目の準備をする。ライトは1本目で半分も使わなかったので電池は交換しなかった。9時すぎにエントリー。岩肌に藻のようなものがついていて、ゆらゆらと揺れている。こんなところに生き物がついていたらいい背景になるなと思った。同じ岩で大きなヒゲが穴から出ていた。イセエビだった。大きさは7,8cmとそれほど大きくなかったが立派なヒゲだった。2枚くらい撮った。おっこちそうな岩から壁沿いを行く。あまり大したものは見られなかった。相変わらずベンケイハゼはライトを照らすと逃げていた。そこから25mの根のほうに泳ぐ。遠くからハナハゼのペアが見えた。近づくとかなり遠くにもかかわらずひっこんだ。その近くでカンナツノザヤウミウシを見かけた。水中から枝みたいなものが出ており、その上にのぼっていた。カンナのほうがウデフリに比べてよりピカチュウにそっくりだと思った。3cmくらいの個体だった。その後、カミソリウオを探してみたが見つけられなかった。早朝ダイブで見たアカホシのところもに行き何枚か撮ってみる。横に移動し、段落ちのところまで行く。かなり右のほうに行きすぎた感じで上にあがるとコケギンポ団地の近くだった。イバラカンザシを手前にコケギンポを撮ったりした。その周辺でフィルムを撮りきった。さらにそこから奥の方に行ってみる。サンゴからは触手?がゆらゆら揺れていて、その中に黒いコケギンポがついていた。さらに奥に行くと、同じようなサンゴに赤色のコケギンポがついていた。すでにフィルムは撮りきってしまっていたので、3本目に撮りに行こう。

伊豆大島
秋の浜

天候:快晴
風:なし
気温:9度
水温:17度
透明度:12m

[Top]

2001年12月7日
昨夜は21時に幕張を出発。千鳥町から首都高に乗った。東北道をひたすら走る。眠くなったので国見SAで給油がてらに休憩。仙台市内はタクシーがたくさんおり、結構混雑していた。結局三陸道に乗るまでに45分かかった。三陸道を降りてから石巻を通過し、ちょうど30分で女川に到着。午前2時半を回っていた。外の空気はとても冷たかった。3時過ぎに就寝。朝は6時すぎに起き、撮影器材の準備などをした。8時に事前に送った荷物を取りに旅館へ行く。荷物を受け取りダイビング器材の準備を駐車場でしていた。ひと通りの準備をして9時半過ぎに車でポイントに向かった。道路から横道へ曲がると舗装されていない道が防波堤の根元まで続いている。到着したところは広くなっており車が何台も駐車できるようになっていた。防波堤の付け根にははしごがあり、それをのぼって防波堤を越えると石浜のポイントに出る。北西の風が5mくらい吹いており、低い気温とあいまって陸上は寒い。1本目をどう潜るかを相談した後、今日のコース取りを決めた。石浜は大瀬の先端のゴロタよりも2回りくらい小さい石が敷き詰められていた。ここ最近は北西の風も手伝ってか透明度がとてもいいとのこと。確かにマスクを顔につけると水のよさがわかる。今回は4kgのウエイトベストと腰に4kg、BCに2kgをいれて潜った。水温は14度くらいだったがあまり寒い感じはしない。しばらく泳ぐと2,3mくらいの段落ちがあり、その下は砂地が広がっていた。沖に進む。しばらく泳ぎ、水深10mくらいの転石地帯についた。ガイドの佐藤さんが何かを探している。わたしも探す振りをしていたら佐藤さんは私の目の前を指差した。なんと目の前に体長3cmくらいのクチバシカジカがいた。はじめてみるその奇妙な生き物に興奮して撮影した。思ったよりもちょこまか動く。なかなか思った画を撮ることができなかった。ここにはあちこちにいるらしく、みんながそれぞれmyクチバシカジカを撮影していた。でこぼこした岩にはオレンジ色のコケギンポがいた。早速今回持ってきた鏡を試してみる。コケギンポの正面に鏡を置いてみたがまったく反応がなかった。悲しかった。その後、フウセンウオを見せてくれた。水中の岩はピンク色っぽくなっているのだが、その岩肌とまったく同じ色のフウセンウオだった。今回は105mmの2倍マクロに中間リングのセットだった。最短で撮ってみた。はじめての女川の水中の印象はもっとゴツゴツとした岩に海藻やらカイメンやらがびっしりついている東伊豆に近い感じかなと思っていたが思ったよりも海藻やら藻やらが少なく、岩肌はきれいで割とさっぱりとした水中景観だった。今回はじめて水が入らない手袋を使用したが効果バツグンでなによりもエグジット後が快適だった。

宮城女川
石浜

天候:快晴
風:北西の風4m
気温:8度
水温:14度
透明度:8−10m

[Top]

2001年11月23日
昨夜は21時過ぎに出発。VICSによると湾岸線が事故渋滞で国道357号も舞浜付近で渋滞しているとのこと。とりあえず357で行ってみる。すると実際は葛西から新木場までが混んでいただけだった。浅田ICから首都高神奈川線に乗った。途中でとても眠くなったので早川で車を停め、1時間ほど仮眠を取った。三津に着くと気温は7度ほどで吐く息が白くなるほどだった。大瀬には午前3時すぎに到着。朝は7時頃携帯の目覚ましをセットしておいたが起きれなかった。エントリーは10時を回ってしまった。ドライスーツを中古で買ったものの首がきつくて修理に出していたがそれが今日届くとのことだ。まだ到着していないので1本目はロクハンで柵下へ。今回はリングポートにエクステンションをつけたテストで200mm+2倍テレコンと普通の105mmを持っていく。今日は快晴で富士山がとてもよく見える。ショートドロップの右端に出た。ライトを照らして何かいないか探す。刈られた後のあるイイジマフクロウニがあったが何もついていなかった。15cmくらいもある大きなアナハゼの仲間がいた。105mmで正面から何枚か撮る。スジハナダイも5,6cmくらいの個体を追いかけた。そして浅場へ。トサカの上にオニカサゴがついていた。そのトサカにはたくさんのアカスジカクレエビがついていた。トサカの根元にはキイロスズメダイもついていた。アカスジカクレエビにプレッシャーを与えていたら逃げた1匹がオニカサゴに食べられてしまった。黄色っぽいトサカにいいアングルでエビがついていたのでそれを撮る。近くにはマトウダイがいた。105mmで撮る。あまり近寄らせてくれない。200マクロでも目だけとかで撮ってみる。浅場ではヘビギンポやイソハゼの仲間などを撮った。

西伊豆大瀬崎
柵下

天候:快晴
風:なし
気温:16度
水温:17度
透明度:10−13m

[Top]

2001年11月11日
今日も1本目が遅かったので2本で終わりだ。2本目をどこにしようか悩んでいた。湾内でミジンベハニゼを撮りたいのだが今現在、確実に見られる場所がないようだ。マンボウの桟橋沖で見たことがあるとの情報を頼りに湾内左を潜る。桟橋のゴロタに沿って泳ぐ。ワサワサしている海藻の中にいるハギを撮ったり、ネンブツダイを撮ったりした。近くでは他のダイバーがラッパウニを見せていた。何かついていたのだろうか。深場へ行ってみる。朽ちたタンクのところを通りすぎ、水深30mくらいのところへついた。コエダモドキがあちこちに見えてきた。ライトで照らしてみるがトガリモエビは付いていなかった。ただ、やたらあちこちにキヌツヅミの仲間が見られた。帰る方向を間違えてしまい、長く深場にいるようなコースを取ってしまい、減圧停止が長くなった。ゴロタと砂地の際で岩をひっくり返したりしてカニを見つけたりしていた。マンボウの船の真下あたりで岩をひっくり返したところ、きれいなイソハゼの仲間が飛び出した。飛び出した後はじっとしているのでいろいろな角度から撮ってみる。減圧が消えてからもずっと撮りつづけた。エグジット後、図鑑を見たがみつからなかった。

西伊豆大瀬崎
湾内

天候:快晴
風:なし
気温:16度
水温:20度
透明度:6−10m

[Top]

2001年11月3日
宿に一度カメラと器材を置いて、今日借りる車を取りにグローバルに戻る。しかし、借りるはずの車がなかなか戻ってこなかった。その間にサービスでくれた1本目のコースを見ながら2本目のコース取りを考える。車が戻ってきた頃には、すぐ潜らないと3本目が厳しいくらいの時間になってしまった。昼食は2本目の後にして、宿に戻りフィルムだけ交換して、カメラと器材を積みこんで秋の浜へ。テレコン3倍に交換できなかった。雨が降ってきた。水中はやや暗く感じる。30°の方向に進むと25mの根の付近に出るようだ。アカホシがいたイソギンチャクのところへ。イソギンチャクには白地に赤のラインの入ったよく見るけど名前の知らない魚がいた。今回はそれを撮る。そして1本目と同様クシノハカクレエビのところへ。近くで他のダイバーが80cmくらいも ある大きなヒラメを見ていた。2倍マクロだったがヒラメの口元と目などを撮った。背景がサンゴイソギンチャクで抜けるところにサラサエビがいたのでそれを撮る。浅場に戻ろうと真南に向かって泳いだ。なかなか段落ちが出てこなく、どんどん浅くなってきたのでおかしいと思い浮上したところ、エントリー側に出てしまっていた。エグジット側の壁ではヨコシマエビを見ることができたがもうすでにフィルムを撮り切っていた。

伊豆大島
秋の浜

天候:雨
風:北東の風4m
気温:19度
水温:21度
透明度:10m

[Top]

2001年10月28日
昨夜は長岡まで夕飯を食べにいった。ドクターハウスに泊まれたが駐車場を確保しておきたいので車で寝ることにした。7時過ぎに外の音で目覚めた。朝は小雨まじりの天気。北の風が弱く吹いており、昨日よりは明らかに寒い。サービスでダラダラしてしまい、9時を過ぎたので今日も1本目は先端を潜ることにした。昨日は暗すぎてまったく撮れなかったスジクロを今回はちゃんと撮りたい。そのためにフォーカスライトをつけてみる。顔を水面につけると浅場はもやっていた。おそらく雨水と海水とのせいだろう。天気がよくないので水中はとても暗い。また、透明度も昨日よりも悪くなっていた。一気に深場へ降りる。行けども行けども水はよくならなかった。深場に来たことは吸っているエアーの感じからもよくわかった。スジクロのいるところへゆっくりと着底。周りはナイトのように暗かった。まずは自分が正常な状態かを確かめるためにゆっくりとカメラとストロボをONにする。そしておもむろにフォーカスライトをON。ここまでは大丈夫だ。そしてライトをスジクロのいた場所へ当ててみる。...そこにスジクロはいなかった。ナイトのような暗さが原因だろうか?ホタテエソは元気に飛び回っていた。悲しくなったがせっかくなのでこの辺にいるやつをいろいろと撮ってみる。しぼんだ小さなトサカの上にアカホシカクレエビが2匹ついていた。ライトがまぶしいようで裏へ裏へ逃げていく。周りにはサクラダイやナガハナダイがたくさんいた。ライトを当てるといっせいに逃げる。結局ここには15分おり、減圧は9m1分が出た。浅場へは斜めにあがっていく。残圧は90くらい残っていた。横へ移動。ハゼエリアではハチマキダテハゼやネジリンボウ、クサハゼを撮った。

西伊豆大瀬崎
先端

天候:雨
風:北東の風3m
気温:18度
水温:20−21度
透明度:6−8m

[Top]

2001年10月13日

昨日から旅行で伊豆大島に来ている。昨日は半日観光で三原山や動物園などを見て回った。朝は6時半に起き、温泉に入る。大島温泉ホテルの露天風呂は三原山を望め、眺望がすばらしい。今日は快晴で風もなく、絶好のダイビング日和だ。8時にロビーに集まった。ピックアップの車はすでにきており、早速サービスに向かった。サービスではファンダイビングと体験ダイビングとに分かれて準備をした。9時過ぎにサービスを出発。秋の浜を潜る。潮は引いていたものの波も穏やかだ。ジャイアントでエントリー。水は一見、よさそうに見えるがよく見ると12,3mくらいの透明度だ。全員無事にエントリーし、沖へ進む。いきなりツノダシとソラスズメのガイディングだった。今回はダイビングが数年ぶりという人もいて、ガイディングは初心者向けだった。今回は自分なりの感性で普通の生き物をきれいに撮ることに専念しよう。キンギョハナダイが群れていたのを撮ってみる。等倍くらいまで寄ってみたかったが動き回っているのでピントをあわせるのがとても難しい。トサカにウミタケハゼがついていたようだが撮らなかった。体長が30cm以上もあるワカヨウジがいた。ハゼエリアではダテハゼしか見れなかったがまたしても威嚇しているのが見れた。ひとりのエアーが思ったよりも早かったのであちこち回らずにエグジットすることに。エグジット手前の大きな岩のところにアナハゼがいた。目の上についている角のような飾りがきれいだった。エグジットポイントのはしごの下でカンムリベラの幼魚を撮った。ケラマのアダン下で見た以来で久しぶりだった。カメラのISO感度設定が100になっていた。ベルビアだったので現像時に+1増感しなければならなかった。

伊豆大島
秋の浜

天候:快晴
風:なし
気温:26度
水温:24度
透明度:13m

[Top]

2001年10月8日
朝7時半頃に大瀬に到着した。駐車場は2段目だったが器材を降ろしているうちにいつものところが空いたのでそこに車を置く。天気は曇り空で北東の風が強く吹いていた。8時過ぎにサービスに降りる。1本目は前回の柵下で見たスジハナダイの幼魚のところへ行ってみる。9時半をすぎてサービスを出発。北東の風のため、外海はとても穏やかだ。柵下の台車置き場はとても混んでいた。朝、スタッフに透明度が悪いと聞いていたので覚悟していたが顔をつけてみると水はとてもよかった。沖へ向かう。先端の方向に流れていた。しばらく泳いでもなかなかドロップオフにたどり着かなかった。ようやくゴロタが見えてきたがなんとなくドロップの場所とは違う。ゴロタの途中で37mくらいまで行ってしまったのでどちらかに行き過ぎたようだ。ダイダイヨウジを見た。サクラダイがたくさんいるが撮ろうとするとムチカラマツが必ず手前に入り、うまく撮れない。浅場にあがってもまったく砂地がない。どうやら先端寄りに行ってしまったようだ。水深15mくらいのところの白いトサカにキンギョハナダイの幼魚が群れていたのでそれを撮る。なかなかピントがあわせにくく苦労した。その近くには紫のトサカがあり、こちらにも幼魚が群れていたのでこちらを撮ってみる。ライトを当てると嫌がるのか裏側に行ってしまう。しかし、トサカのすきまから向こうにいる幼魚がこちらをうかがうしぐさが見えたのでそれを狙ってたくさん撮った。減圧は3m11分まで出た。結局浅場まで砂地は見えなかった。そのまま横に移動していくと砂地が見え、いつもの柵下に出てきた。

西伊豆大瀬崎
柵下

天候:曇り
風:北東の風6m
気温:24度
水温:22−24度
透明度:20m

[Top]

2001年9月24日
1本目をあがっくると、川原さんと立石さんが待っていた。次は昨日から決めていた柵下の予定だ。105mmのストロボの調子が悪かったのでSB103+YS30の組み合わせに切り替えた。水面休息時間は39分と短いが1本目が浅かったので大丈夫だろう。昨日に引き続き快晴で富士山もくっきり見えた。ただし、おとといの雨で雪をかぶっていたがもうほとんどが融けてしまっていた。今日は北よりの風のため柵下は穏やかだ。エントリーしてみると水が悪いことに気が付く。とりあえず沖のドロップまで行ってみる。ドロップの右端に出てしまったようだ。ドロップの上ではサクラダイやスジハナダイたちが群れていた。下のほうでもサクラダイのオスが群れているのが見えた。ライトを照らしてドロップの際をあちこち見る。たいしたものは見つけられないまま左端まできてしまった。33mくらいのところでスジハナダイの幼魚が集まっていた。撮っているうちにどんどん穴の奥へ行ってしまう。しかし、ちょうどカメラが入れるくらいの大きさだったので穴の中へ入っていく。するともうそれ以上奥がないようで4,5匹のスジハナを等倍くらいで撮ることができた。1画面に2,3匹入ることもあった。ドロップの下に降りてから20分くらいたっていた。ダイコンを見たら3m20分になっていた。驚いてドロップの上に。川原さんと立石さんの姿がなかった。流れは先端の方向にやや強めに流れていた。少し流されながら浅場へ向かう。浅場で2人に合流できた。浅場までに減圧時間が増えてしまい、結局3m23分になっていた。4mくらいの中層で減圧。最後のほうで海藻の中からコノハミドリガイを見つけた。川原さんはコダマウミウサギを見ていたようだ。エグジット時はやや波があり、前のダイバーは翻弄されていた。

西伊豆大瀬崎
柵下

天候:快晴
風:北東の風3m
気温:21度
水温:25度
透明度:8m

[Top]

2001年9月8日
台風11号が近づいているようだ。大瀬ではまだ北東の風が弱く吹いているくらいだった。赤堀さんに湾内のハゼエリアを聞いて3本目は大瀬館の真沖のハゼエリアに行ってみる。水がとてもよかったので適当に横に流していったら流し台に出た。そこから沖に進む。トサカの群生地についた。底の砂は砂泥っぽく、いかにもハゼエリアらしい。土嚢のそばを見てみるととても小さなダテハゼの巣穴がいくつかあった。しかし、どの個体もとても敏感でなかなか寄らせてはくれない。エビもハゼと同じくらいのサイズだ。近くには大きなダテハゼとハナハゼの巣穴があった。しかし、ハナハゼはすぐに引っ込むし、エビも出てきてくれなかった。しかも、個体が大きいので2倍マクロでは大きすぎてしまう。ハナハゼ2匹を1フレームに入れることができた。撮った瞬間に1匹のハナハゼがアクビをしてくれた。近くにはオニハゼと小さなハナハゼがついている巣穴があった。オニハゼとハナハゼ幼魚を一緒に撮ってみた。この辺りで水深が18mくらい。長くいてしまったので浅場に戻る。そのまま浅場に向かい、ゴロタとの際まで戻ってきた。ここはちどりの浮き桟橋を留めているケイソンよりもちどり寄りのところだが、とても浅く3mくらいだった。ここの辺りでホタテウミヘビをみた。2倍で思いっきり寄って撮ってみた。横に移動する。途中でカマスの群れをみた。1,2枚だけ撮ってみた。ホイールのところまで戻ってきたのでコケギンポの岩を見てみる。1個体だけいたのでそれを2倍で撮りきった。3本目で無限圧潜水を目指したが、最後は9mくらいでも減圧停止が出てしまうくらいだった。

西伊豆大瀬崎
湾内

天候:晴れ
風:北東の風2m
気温:28度
水温:25度
透明度:12m

[Top]

2001年8月28日
1本目をあがったあと、柵下と大川裏の間に浮いている流木を見つけた。この間大塚さんがスキンで見に行ったと言っていたやつだ。大川裏に台車を置いて、マスクとフィンを持って大川裏からエントリー。流木にはオヤビッチャやイシダイの幼魚、ニジギンポなどがついていたが、面白いものはついていなかった。どうやらさきほどの1本目でダテハゼを狙っていた上を井上君たちが通過していったようだ。モンガラ幼魚が見れていないことを告げると、もっと浅場の岩だったようだ。もう場所は完璧だ。水は相変わらずいいが、湾内は5,6mくらいしかないようだ。ダテハゼの巣穴の近くに目印を置き、モンガラ幼魚を探す。あっけなく見つかった。黄色がとてもあざやかで砂まみれの岩には不釣合いだ。近くにオレンジのウチワやカイメンがあり、そこを通ったときにシャッターを切った。近くで待っているダイバーがいたので一旦そこを譲り、105mmをそこに置いてダテハゼのところへ向かった。ダテハゼのペアのほかに、ハナハゼが3匹もいることがわかった。かなりの大所帯だ。ダテハゼが2匹両方にピントが来る位置で構えて、エビやハナハゼが出てくるのをひたすら待った。モンガラのところに人がいなくなったのでそこへ行く。どうやらストロボがTTL発光していないようだったのでマニュアルにする。何枚かモンガラを撮った後、再びダテハゼのところへ。RS50mmにもかかわらず、かなり巣穴から近かったが、それでもダテハゼは引っ込まないし、ハナハゼも出てくるし、エビも出てくる。1,2枚だけダテハゼペア・ハナハゼ・共生エビと出ているのが撮れた。減圧は3mで20分も出てしまった。浅場のゴロタではトサカに小さなタカラガイの仲間がついているのをずっと見ていた。

西伊豆大瀬崎
門下

天候:快晴
風:なし
気温:30度
水温:25−27度
透明度:20m

[Top]

2001年7月28日
昨夜は大瀬へ行く準備が遅れ、午前0時ごろに出発した。台風が東に反れ、冷たい北東の風を運んでくれているため、とても涼しい。井上君から海況や生物ネタも教えてもらい、行かない予定だったが行くことにした。時間が遅いため、道は空いていた。しかし、すぐに眠くなり、横浜新道のパーキングと国道134号の途中で仮眠を取った。結局大瀬に着いたのは午前6時前となった。大瀬でも1,2時間ウトウトし、8時過ぎにサービスにおりる。早めに台車を確保。井上君にネタを教えてもらう。門下には先週からニシキフウライやイザリのペア、タツノオトシゴがいるようだ。早速門下を潜ってみる。天気は曇り空で涼しい北東の風が吹いている。今週は小潮回りなので潮が引いてもそれほどエントリーはきつくない。マスクを水につけて驚いた。透明度は15mくらいはありそうなくらいの水のよさだ。先週は水面と水底の温度差が7,8度あったので今回真冬用のウェットを用意したのだが、20mまで行ってもまったく水温が変わらず25〜26度だった。まずはニシキフウライのところへ行ってみる。言われたような目印があり、その周辺を探してみたが見つからなかった。そのまま横に移動。イザリのペアがいるという岩もなかなか見つからなかった。オーバーハングになっている岩がなかったのである。ちょっと深めのところにその岩はあった。タツノオトシゴはおしり岩の奥のほうということでそれらしいヤギとカイメンを見つけた。しかし、その周辺では見つけられなかった。カワハギの幼魚をビデオで取っていると赤堀さんたちがやってきた。そして、カワハギのいたところの1m右側でタツノオトシゴを教えてくれたのであった。そこにはペアでついていた。ビデオで撮る。だいぶ長くいたのでエアーが少なくなってきた。流れに乗って沖出しの岩まで戻る。残圧が30を切り、ダイコンのアラームがなっているところで今度は井上君にあった。ニシキを見ていないというと場所を教えてくれた。しかし、もうあがらなければならなかったので場所だけ覚えてエグジットした。

西伊豆大瀬崎
一本松

天候:快晴
風:南の風1m
気温:26度
水温:18−23度
透明度:3−10m

[Top]

2001年7月20日
昨日は横須賀におり、そこから葉山まで逗葉道を通り、134号に出て、大瀬へ向かった。江ノ島付近で渋滞に遭い、大瀬まで5時間かかってしまった。夜は暑く、何度も起きてはエンジンをかけてクーラーで涼んだ。朝は6時半頃目が覚めたが、起きだしたのは8時すぎだった。今日もとてもいい天気だ。海の家はすっかり完成しており、台車置き場が狭くなっていた。なにやら今日はイベントがあるようで、ズラリとテントが張られていた。1本目をどこにしようか決めあぐねていた。今日は中村さんたちもきていた。1本目は一本松にする。前回と同様トサカなどのきれいな色を中心に撮ろうと思う。潮は引き気味でエントリーはしにくい。浅場の透明度は相変わらずで3,4mほど。まっすぐ真沖を進む。流れは若干先端よりに流れているようだ。はじめの根ではトサカやヤギを中心に撮った。キンギョハナダイがオレンジのウチワをバックに流れに乗ってきたものを食べていた。オスを中心に撮る。するとイラが周りをぐるぐる回っていた。流し撮りをしてみたりした。浅場に比べると水温は6,7度違うので一気に体が冷える。ムチヤギを見ると卵がついていた。よく見ると2匹のガラスハゼがついていた。写真とビデオを撮る。横に移動する。イザリ岩のところではこれといったものはいなかった。1cmもないくらいの小さなミノウミウシを見た。また、大き目のトサカの中にクモエビ?がついていた。体が冷えてしまったので浅場へ戻る。浅場でミルがたくさんあるところがあった。見てみると案の定ミルガイがついていた。また、卵のようなものもあった。同じところには1cmくらいの小さなハギの幼魚がいた。

西伊豆大瀬崎
一本松

天候:快晴
風:南の風1m
気温:26度
水温:18−23度
透明度:3−10m

[Top]

2001年7月9日
前回、アオリイカの産卵床のほうでとても小さなウミウシを見たので、今回はそれ狙いで行ってみる。アオリイカは今日も産卵しにきていなかった。その周辺の岩を探す。前回と同じ場所でヒロウミウシを見つけた。しかし、小さすぎるし、あまり絵にならなかったので撮らなかった。次第に深度を浅めにしていく。倒れているマメダワラや小さな岩をどかしたりして探していたらカサゴの幼魚が出てきた。体長は2,3cmでよく見るとあちこちにいることがわかった。そしてその中にそれらとは違う1cmくらいの幼魚がいた。そいつはパッと見るとツマジロオコゼ風であったので一生懸命撮ってしまった。大きいもののそばに隠れたいらしく写真を撮ろうとするとこっちに向かってくるので正面しか撮れない。なんとか小さな岩の陰に寄り添わせてようやく横の写真が撮れた。後できいたところハオコゼの幼魚だということがわかった。

西伊豆大瀬崎
湾内

天候:快晴
風:なし
気温:26度
水温:20度
透明度:4−6m

[Top]

2001年6月16日
RS13mmでは画角が広すぎたのでワイドはニコノスにしてRSは50mmをつけてみた。1時間ほどの水面休息ののちに潜る。ところが産卵床のところに行ってみたが1ペアくらいしか来ていなかった。すでにダイバーが出入りしてまったようだ。RS50mmを用意したもののあまり近寄れず、遠くからのショットばかりだったので、ストロボの光量が足りなかったかもしれない。f4 1/30くらいで撮ってみたが、ほとんどTTL調光外だった。ほとんどアオリは撮れずに後にした。浅場ではホンダワラが2mくらいまで伸びている。その中をネンブツダイやメバルなどが泳いでいる。前に井上君のビデオに写っていたアナハゼの仲間も見られた。ホンダワラの中にウツボがいたのでそれをニコノスで撮ってみた。また、その後メバルなどとホンダワラを一緒に撮ったりした。ホンダワラにもアオリイカの卵がついており、すでにイカの形になっているものもあった。その後、テントの残がいのほうの産卵床にも行ってみたがアオリイカどころか卵さえ見えなかった。

西伊豆大瀬崎
湾内

天候:曇り
風:北東の風1.5m
気温:22度
水温:19度
透明度:10m

[Top]

2001年6月2日
朝は7時頃起床。今日は朝一でガイドをお願いしていた。聞くところによるとゴミ捨て場にニシキハナダイという普段は50mの深場にいる魚が20mで見られるというのでそこへ連れて行ってもらう。ガイドは井上君だった。赤堀さんは今日は結婚式に呼ばれているようでお休みとのこと。準備が遅れ、結局8時ごろのエントリーとなった。外海はとても静かだったが、ゴミ捨て場だけ若干ウネリが入っていた。井上君に1台持ってもらって注意してエントリーした。流れはほとんどなかった。20mくらいを横に移動する。途中でヨウジウオのペアを見た。さらに進むと目印となる場所を教えてくれた。しばらくして井上君からOKのサインがあった。見つけたようだ。行ってみると、体長4,5cmくらいのうわさどおりのゴンベのようなハナダイがいた。そこで早速ビデオで撮ろうとしたところ、なんとホールド状態になってしまったようでズームが効かなかった。しかも一番ワイドにしていたのでまともに撮るにはかなり寄らなければならず使い物にならなかった。あきらめてひたすらRSでとりまくった。結局ここに最後までいた。ゴミ捨て場でのエグジットは心配だったので門下まで戻ってエグジットした。

西伊豆大瀬崎
ゴミ捨て場

天候:晴れ
風:北東の風2m
気温:16度
水温:14度
透明度:7m

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2001年5月3日
昨夜は20時過ぎに幕張を出発。いつものルートで今回は国道15号沿いにある家系ラーメンの港家に寄った。大瀬には午前1時過ぎに到着した。ラーメン屋に寄った以外は道もそれほど混んでいなかったが5時間弱かかってしまった。朝は7時過ぎに起きた。しかし、天気は悪く雨が降っていた。情報では昨日、キアンコウの幼魚が10匹くらい湾内の浅場に出現したそうだ。しかし、小さなクラゲもたくさん流れてきているようで探すのは難しそうだ。今日はゴールデンウィークの後半の初日だ。お客さんはたくさんかと思われたが雨のせいかそれほどでもなかった。今回きていたのは杉浦さんと山口さんたちだった。とりあえずキアンコウの幼魚狙いで湾内を潜る。湾内は北東の風の影響が直接きており、波が1mくらいにもなっていた。波がくずれる浅場では透明度は悪いがゴロタの下までいくと10m以上見えるくらいだ。それにしても中層には大小たくさんのクラゲが浮遊していた。中にはいままで見たことのないようなものもいた。それなりにきれいなものが多く、めずらしい光景だ。水深1.5m〜2mくらいの中層を中心にキアンコウの幼魚を探してみた。途中で纐纈さんのチームにあった。纐纈さんはなにかを一生懸命撮っていたのでキアンコウの幼魚だと思い近づいてみた。それは魚のようなヒレがあるもののおなかには貝のような殻もある奇妙な生き物だった。後で聞いたところによるとどうやら貝の仲間のようだ。ヒレをパタパタさせて泳ぐ様は貝の仲間であるクリオネに合い通じるところもある。フィルムの半分くらいを撮った。その後、ちょっと耳にした情報で犬の漁礁のところに何かいると聞いていたのでそっちのほうに行ってみる。犬の漁礁の沖にはボウルのようなものが転がっており、その近くになんとキアンコウの成魚がいた。さっきの話はこれだったんだと思い、笛木に教え、撮影準備をする。今回はRS50mmなのでちょうどいい。逃げられないようにそっと近づく。近づきすぎると泳ぎだす体制なのか胸ビレを立て、立ち上がるような姿勢をとるが離れると元に戻る。ここでフィルムを1枚だけ残して後にする。後でもう一度ここに来よう。戻ろうとしたところで大勢のダイバーがキアンコウのほうに行くのを見かけた。逃げられてしまうかもしれない。浅場で再びキアンコウの幼魚を探したが結局見つけることはできなかった。

西伊豆大瀬崎
湾内

天候:雨
風:北東の風5m
気温:16度
水温:16度
透明度:12m

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2001年3月24日
2本目の終わりに井上君のビデオを見た。ヤセオコゼというかわいくて珍しいオコゼだった。どうやらサギフエの先のテントの残がいの周辺にいるようだが、日中は砂地に潜っているようで、ナイトで見られるようだが、日中でも砂を払って見つけることができるようで、田島さんたちがみんなでそれを探しに行くようだ。2本目であまったタンクを使って3本目も湾内を潜る。あわよくば田島さんたちと合流してオコゼが見れるかも。稲垣さんは井上君とで湾内に行った。サギフエ玉を見ている間に井上君もヤセオコゼを探してみるようだ。彼らがエントリーした後、わたしもエントリー。残圧は70を切っており、あまり長居はできない。ロープの途中で稲垣さんが一生懸命サギフエ玉を撮っていた。横に移動するとたくさんのダイバーが砂を払っていた。田島さん達のチームだ。でもまだ見つかっていないようだ。昌江さんはウミウシを撮っていた。いったん、サギフエ玉のところへ戻る。その近くでコチを撮る。再び田島さん達のところへ行こうとすると、山口さんたちがそっちへ泳いで行ったので後をついていく。テントの残がいのところに行ってみるとたくさんのダイバーが取り囲んでいた。どうやら見つかったようだ。取り囲んでいる中心を見るとヤセオコゼであった。しかし、事前にビデオで見た印象に比べて、その小ささにとても驚いた。体長は3cmくらい。ホウボウのように胸ビレの1棘を足のようにして、ヒョコヒョコと歩く。胸ビレの裏側はオコゼらしく鮮やかな黄色をしており、それが歩くときにちらっと見える。残圧がほとんどなくなっていることもあって、それほどたくさんは撮れなかった。残圧が10を切ったところでエグジットした。

西伊豆大瀬崎
湾内

天候:晴れ
風:なし
気温:16度
水温:14度
透明度:6m

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2001年2月17日
昨夜は21時半過ぎに幕張を出発。風はないものの空気はとても冷たい。大瀬には1時45分頃到着した。朝はとても寒かったが引き続き風はなく、いい天気だ。7時過ぎにサービスへ向かう。今日は外海が潜れるようだったらクルクルカクレエビ狙いでガイドをつける予定だった。どうやら外海は潜れるようだ。ただし、昨日は西風が強かったようでウネリは残っている。とりあえずクルクルとクダゴンベ狙いでゴミを潜る。透明度はそれほどよくもないが10mは超えていた。クルクルカクレエビは黄色いヤギの中にあるナシジイソギンチャクについており、背景がとてもいい。前回の残りのフィルムを撮りきってしまいたいのでRS,F4,ニコノスマクロと持っていった。水深は22mほどだったが40分以上も居てしまった。途中でクダゴンベのところにも行ったがあまりいいポジションにいないのと、ちょろちょろ動くのでそれほど撮らなかった。ひたすらクルクルを撮っていたおかげですべてのフィルムを撮りきることができた。しかし、その分減圧停止が3m12分も出てしまった。エグジットの頃には波が高くなってきており、フィンを落としてしまい取りに行くのに大変だった。

西伊豆大瀬崎
ゴミ捨て場

天候:快晴
風:北の風1m
気温:9度
水温:14度
透明度:11m

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2001年2月11日
朝は6時半に起床。7時前にはごろもに行ったがまだ閉まっていた。今日は中川さんと早朝ガイド。昨日の2本目をフリーで行って、トガリの場所がわからなかったので、今日こそ場所を覚えなくては。水は昨日よりもやや白濁してしまった。仁さんのあとをコンパスを見ながら一生懸命ついて行く。ミジンベニハゼのための目印であろう黄色のロースプロテクタがあり、そのすぐ近くだった。実は昨日の2本目ではこのミジンベニハゼのところは来ていたのである。ニアミスしていたことになる。無事到着し、トガリは先に中川さんに撮らせ、浅場のほうにいるホンカクレエビの一種を撮る。このエビはとても透明なのでRSをAFにしていたのでなかなかピントが合いにくかった。早々にここを引き上げ、トガリのところへ。ぎりぎりダイバーがいることが確認できるくらいの距離だったので17,8mくらいあるだろうか。一応、ここからトガリのほうへ行く角度も測ってみた。150°だった。中川さんは一生懸命写真を撮っていた。しばらく待つ。中川さんたちはホンカクレエビのほうへ行き、そのまま戻るとのことだった。OKを出して、トガリモエビを狙う。宿主のコエダモドキの根元にはアカホシのようなエビがついていた。あとで調べてみたらハクセンアカホシとのことだった。深場に20分もいてしまい、減圧は6m5分まで出てしまった。浅場ではすでに中川さんたちが3mで減圧停止をしている。6mの減圧がまだ消えていなかった。そのまま横に移動し、はごろもの前まで行き、ヤドカリと遊びながら窒素を抜いた。

西伊豆大瀬崎
湾内

天候:快晴
風:北西の風1m
気温:11度
水温:18度
透明度:18m

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2001年1月27日
昨夜は20時半過ぎに幕張を出発。箱根峠では路肩に雪が積もっていた。沼津あたりから雨が降り出してきた。大瀬には午前1時前に到着した。朝は7時半ごろ起床。今日は朝一でガイドを頼んでいた。天気は雪まじりの雨で北東の強い風が吹き付け、嵐になってしまった。気温が低いせいか海からはもやがかかっていて先端すら見えない状況だった。明るくなってから出発しようということでゆっくりと撮影準備ができた。今回は湾内の遠くの深場ということでタンクを12リッターのスチールにした。初めてだったのでウエイト量がわからず、とりあえず4kgをつけていく。ポイントが湾内とはいえ、マンボウのほうなので台車を使う。ちょうど外海への坂のところの浜に台車を置く。浅場は雨水の影響か透明度はそれほどよくないが、ゴロタの下に出るとよくなる。しばらく中層を泳いでいく。マンボウの船を留めてある大きな錘を右手に見ながらひたすら沖へ向かう。ポイントは湾内の36mということもあり、かなり沖まで行った。ようやくたどり着くと、まわりは何もない底はドロドロしている砂地だった。ちょっと移動しただけでもすぐに砂が舞い上がってしまう。コエダモドキという底生生物があちこちにあり、そのひとつにトガリモエビSPがついていた。体長は4,5cmくらい。やはりトガリモエビの仲間ということで額角がとても長い。まずはビデオで撮る。自分自身で深いという認識があるため、ついついドキドキしてしまい、頭痛を引き起こしてしまった。RSで撮りきったところで減圧は6m2分が出ていた。急いで浅場へ向かう。浅場での減圧中にアオリイカが一匹だけいた。すでにフィルムは撮りきってしまったため、ビデオでひたすら撮る。しかし、クローズアップレンズをつけているため、ほとんどズームができなかった。減圧が終わり、ゴロタの上で仁さんが岩をひっくり返している。すると体長1.5cmくらいのヨコシマエビが出てきた。はじめてみた。しかし、すぐに石の間に入ってしまうし、水面は風の影響ですごい波立っており、底もウネリがすごくてビデオで撮ることはできなかった。近くにはヒメキンチャクガニもいたようだ。エグジット後、案の定、頭が痛かった。ウエイトの4kgはちょうどよかった。

西伊豆大瀬崎
湾内

天候:雪
風:北東の風6m
気温:6度
水温:15度
透明度:18m

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2001年1月7日
車で休んでいるうちに寝てしまい、2本目は13時を過ぎてからだった。今日は朝から杉浦さんや山口さん、田島さんたちが潜りにきており、午後から中村さんが潜りにきていた。中村さんに先端のクマドリイザリの場所を聞こうと思ったがもうすでに潜っているとのこと。仕方なく湾内でまだツノカサゴを写真で撮っていないのでミジンベニハゼとツノカサゴの写真を撮りに行く。やはりお正月の時の透明度のよさは異常だったようで今日は水はいいものの、この間ほどではなかった。ホイールから真沖に泳ぐ。ぼんやりとボートが見えてきてすぐにミジンベニハゼのところはわかった。50mmや105mmのテレコンなどでいろいろと撮ってみた。減圧が出そうになったので浅場にあがり、まっすぐツノカサゴのところへ斜めに泳ぐ。なんとかツノカサゴのいる転石地帯にたどり着いたものの、10分くらい探してもなかなかツノカサゴが見つからない。そのうちに別のダイバーがやってきて、あっという間にツノカサゴを見つけてしまった。浅場に行ってダイバーが居なくなるのを待ってツノカサゴのところへ行った。ここで20分もいろいろとツノカサゴを撮ってしまい、こんな浅場(12m)なのに3m4分の減圧が出てしまった。浅場ではお正月と同様、カマスの群れがみられた。

西伊豆大瀬崎
湾内

天候:曇り
風:北東の風4m
気温:7度
水温:15度
透明度:10m

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2001年1月2日
元旦の昨日は店が閉まるまでサービスにおり、20時半過ぎにココモに行った。すでにココモで中村夫妻らはくつろいでいた。夜は24時に駐車場で就寝。朝は8時に起きてサービスに行った。天気は引き続き快晴だったが、昨日とはうって変わって南西からの風が強く吹いている。今日も外海は潜れないようだ。したがって湾内か先端しか潜れない。1本目は湾内でRS13mmでツノカサゴを撮ってみよう。透明度は引き続きいいが、水面が荒れているため水中は昨日よりもやや暗く感じる。RS13mmとライト無しのVX1000を持って入る。水神様のところではダイバーがお参りしていた。門松の松の中からニジギンポが顔を見せていたので13mmで思いっきり寄って撮ったり、ビデオで撮ったりしてみた。横に移動し、ツノカサゴのところに行ってみる。だいぶ移動しているようでなかなか見つからない。するとタンクを鳴らす音がしたので振り返ってみると中村さんたちが呼んでいる。行ってみると体長4cmくらいのセミホウボウの幼魚がいた。目が大きくてとてもかわいい。しかし、かなり警戒心が強く、まったく寄らせてもらえず逃げてばかりいた。とりあえず証拠のビデオだけを撮った。ツノカサゴを探していると体長10cmくらいのサツマカサゴがいたので、それを13mmで寄って撮ってみた。しばらくすると突然おしりを持ち上げて脱糞したがその瞬間を撮ることはできなかった。なかなかツノカサゴが見つからなかったがようやく藻のそばにいるのを見つけた。13mmでいろいろと撮ってみる。TTLやAutoで撮ったりもしてみた。そこですべて撮りきってしまった。浅場に戻る。ゴロタ付近の水深2,3mでアオリイカ?が1匹でいたのでビデオに撮ってみた。結構寄れたがワイコンをつけてしまっていたのでテレ側での撮影では寄らないとピントが合わなかった。水面はちどりからマンボウ方向にすごい風波となっており、水面移動をしているとあっという間に流されてしまう。

西伊豆大瀬崎
湾内

天候:快晴
風:南西の風8m
気温:11度
水温:17度
透明度:16m

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