天竜浜名湖鉄道TH2100型


天竜浜名湖鉄道の車輌は富士重工製のLE-DCとLE-carで構成されていましたが、TH3500に続く増備車は、新潟鐵工のN-DCとなり、2001年から導入が始まりました。大量増備でLE-carは全滅しています。N-DCのTH2100は、大きな固定窓が特徴の一つです。富士重工がLE-DCの製作から撤退した今となっては、デザインが他の鉄道と共通で、前面と塗装の差くらいしか、違うところがないとも言えます。

湖をバックに入れようとすると、場所があまりありません。(TH2101) 基本は模型製作資料ですから、鳥瞰的な写真が欲しいのですが場所が中々見つけられません。(TH2112)
山越えの部分では、全体の構成が判る写真を撮っています。コンデジの限界があり、中々屋上の機器配置を細かく撮ることができません。(TH2107) 雨でなければもう少し鮮明になった(TH2113?)はずですが・・・・
掛川駅で発車を待つTH2109。LE-DCとは違う傾向の顔です。 しかし、ホロ枠等は共通部品もあります。エアーホースは1本だけの装備です。併結を考慮していないのでは無く、電気指令式なので1本でOKなのです。
室内はセミクロスシートの配置です。キハ55のような大きな排気管カバーが目立ちます。 排気管が車端に無いので、運転席周りは前後共通です。
新所原駅のJR跨線橋から撮影。もう少し傍にいてくれたら良かったのですが、贅沢は言えません。(TH2113) エアコン室外機と室内機は冷媒管と電線でつながれています。とっても見栄えが悪いので、ごついカバーが付いています。折れ曲がった枕木方向の部分は結構幅が必要です。
TH2101は換気扇カバーが円型。3・6も円型なのを確認しています。当初、TH2000として運用を開始しましたが、ブレーキ改修があり、形式変更されたとのことです。後期型は見てのとおり角型です。 こちら側は補機関連が並んでいます。台車はボルスタレスの最新型で、砂箱も装備されています。(TH2112 10・13・14も確認しています)
バッテリー、端子箱と並んでいます。エンジンはクランク側なのであまりディティールが見えません。 消火器と大型の接触器箱、ブレーキ制御箱と並びます。
エアータンク類は、一箇所にまとめた配置です。 反対側に進みます。TH2107は平成14年(2002年)生まれ。
NP131T-1台車はボルスタレス。砂箱付きの車輌もありますが、ナンバーを特定しきれていません。初期車には設定されていないようです。 燃料タンクは角型の普通のタイプ
ラジエターは片側に寄った配置。オーバークールを防ぐ板で開口が狭められているように見えます。 駆動軸を車体中心から外にずらすためのギヤーBOXでしょうか?
エアークリーナーとエンジン本体。ターボエンジンの吸排気管の取り回しが目立ちます。模型にしたら作りがいのある部分です。 変速機と大型のマフラー。マフラー横の網は火傷防止でしょうか?車体への排気管の立ち上がりも要注意です。
車輪径は大きいようなので、本線走行も可能なのでは?豊橋まで乗り入れれば、利便性はかなり良くなると思うのですが? スカートの内側は作るのが大変そうです。


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