天竜浜名湖鉄道TH1型


天竜浜名湖鉄道の車輌は富士重工製のLE-DCとLE-Carで構成されていました。 当初LE-CarのTH1が揃えられて開業しました。バスのパーツを使いながら、 ボギーの大型車体を持つどうどうとした車輌でした。TH2100大量増備で全滅 してしまいました。残念ながら、資料はほとんど撮れませんでした。

初期のレールバスより一段上のスペックを持つLE-Car。しかし、バスの部品はまだ多く使われています。 床下が真っ黒なので、画像処理しています。画質の悪さはお諦め願います。
台車は当初から空気バネ台車を採用しています。 燃料タンクも後のLE-DCと変わりません。
エンジンはよく判りません。 動台車には砂箱が配置されていますが、無い車輌もあったようです。
金指駅で交換待ちをしています。 鉄道車輌として付く物は付けなければならず、安い車体も寿命が短く、結局は高く付いたような気がします。
凝った造りの乗務員扉周り。 お約束のワンマン表示用のサボ。隣の丸いのはスピーカーです。
社紋は凝った造り。 オートフォーカスが不調だったのに気が付かなくて・・・・
クーラー用のユニツトがエンジン横にあるため、吸排気管の取り回しが判りません。 エンジンから出た出力軸は駆動側と補機側に、補機側の軸はラジエターユニットに直結しています。
枕木方向の配置は簡単ですが、効率は悪そうです。床下機器に関しては、「アケチ1型」の写真も参考にしてください。 ローカル線にしては長い構内。元々は東海道線が破壊された時に備えた非常事態用だった名残りです。
ビンテージ(?)塗装の車輌はTH2型。イベント対応の内装を持っているため型式が変わりました。表記はTH211で、TH2型で天浜の11番目の車輌という意味のようです。 後日、トロッコ列車を牽引しているのを見ました。
トロッコと言うには立派な制御客車。でも側ブレーキがトキ2500のままです。近年、台枠に亀裂が入っていることが判明し、修復は困難なようです。となると、TH3501の去就にも、影響があるかもしれませんね・・・・貨車時代に亀裂が入っていたのでは?トロッコ列車で亀裂が入るとは思えません? 性能的には少し無理があったのでは?ゆっくりな運転だったので、OKだったのかもしれません。


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