岡山臨港線キハ1003


岡山臨港キハ1003の資料を掲示します。79年3月に撮影したものです。機械式気動車に乗ったのはこれが最後になりました。運転手さんに聞いたら、ダブルクラッチを使ってシフトを動かしているとか!もはや死語になった言葉ですね!えっ?ダブルクラッチって何だですって?シフトを変える時に、Nで一度クラッチを離し、もう一度踏み込んでから、次のギヤーにシフトする操作方法です。ギヤーのシンクロ装置が無かったため、シンクロ率100%近く(エバではないので120%はありません)にしないとギャーが変わらない構造だったのです。1回の動作でクラッチを2回踏むのでダブルクラッチと呼ばれていました。

腕木信号機の向こうから、可愛いキハがやってきます。 国鉄キハ40000と近似な寸法ながら、張り上げ屋根と明るい塗装で全く違う車輌に見えます。
大元駅に到着しました。ほぼ原型なのでしょう。1輌欲しくなりますね! 国鉄キハ40000は片台車2軸駆動ですが、この車輌は1軸駆動のようです。
進行方向右側に表記類があります。 室内はこんな感じです。明るい車内に最高の前面展望が!ニス塗りの車体に吊革が、古い車輌を証明しています。
運転席はこんな感じ。横にあるのは、もちろんハンドブレーキ? タブレットは勿論現役です!
ちゃんと空気ブレーキも付いています。下にミッションレバーが見えます。 車庫にたたずむ姿。前面の保護棒が光っています。
小さい砲弾型?ヘッドライトを点灯させるのは厄介そうです。 床下の中央にはエンジンがドンと載っています。左からラジエターは自然通風式。丸いのはエアーフィルター?それと元空気溜めでしょうか。
反対側に見えるのは、左からB・BOX 、燃料タンク、ブレーキシリンダー、ラジエターです。ブレーキシリンダーの下に、小さなマフラーと排気管が見えます。 大元駅に到着した列車は、帰りに荷物を積込んでいました。左下にある銘板部分を撮影しなかったのは大失敗でした。


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