天竜浜名湖鉄道 TH3500 製作資料


富士重工のLE-DCシリーズの中で、18mの車体長は最大サイズです。クリームベースの塗装に、 みかんをイメージした塗装は好感の持てるものでした。後年、トロッコ列車の牽引のためか、茶色の 塗り分け塗装となりました。文献にはTH3000と記載されていますが、ここでは車体表記に従う ことにします。

久しぶりに、天浜線に乗る事にして、掛川から新潟トランシスの 気動車に乗車しました。天竜二俣駅で交換があり、待っていたのは、塗り替えられたTH3501でした。 賛否はあるでしょうが、これはこれで・・・・
因みに、オリジナル塗装はこちら!3502はそのまま留置されていました。(残念ながらすでに解体されたもよう) 新所原に停車中の3501。塗装以外の変更点は無さそうです。
トロッコ専用というわけでは無さそうで安心しました。 でも、両側にホースが無いのは、緊急時にどうかと? しかし、TH2100は電気指令式で元溜管しか引き通されていない現実があります。相手がいないのでホースは無駄?
ここからは、時代が数年間前になります。3501と3502は並んで留置されていました。 オリジナル塗装です。ホースも装備されていますので、連結運転も可能です。
3501の床下を見ていきましょう。小型のものより、 走り関係ののスペックは上になります。FU50T台車は軸距は1900mmで<車輪径は 810mmになります。 燃料タンクは共通の400gでしょうか。エアータン クも作るとひと手間かかります。
車体長があるため、機器の配置に余裕があります。 吸気フィルターとマフラーが目立ちます。エンジンは カミンズ車のNTA865R1という350psのエンジンです。動台車のFU50Dはその高出力を 支えるために設計されていますが、他に採用された例はないようです。
ここからは、ビデオから切り出した映像ですので、画像の悪さは 諦めてください。 駆動軸は台車に向かって上がっています。フリクションロスが多 そうな機器配置です。(縦型エンジンなのかもしれません。)ATS車上子とともに、省略 できないディティールです。
エンジンまわりもあっさり系で、これは助かります。 コンプレッサーは、ラジエター側に付いています。 変わった配置ですが、外国製エンジンを採用した関係からでしょうか?


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