佐久鉄道キホハニ51型製作資料


以前、編集長敬白に佐久鉄道のキホハニの保存車の解説が載りました。その中に西武鉄道に譲渡された、 キハ111と112が兄弟であるとの記載がありました。多摩湖線で使用されていたキハの中では中々 スマートな外見で、扉は片側2枚です。経歴が判らず、保留になっていたのです。(名取様、感謝して います!)とにかく現地に行く機会を待っていたのですが、仕事の合間に1時間だけ寄れる機会が訪れ ました。現地調査の結果、荷物扉を客扉にして、反対エンドの客扉は拡幅したこと、中間扉は窓に変更 されたことを確信するにいたりました。拡幅された扉のため、戸袋が移動して隣の窓はとても狭くなっ ています。その後、北海道拓殖鉄道に譲渡されていますが、その時は窓を再配置したのか、均等に同じ 大きさの窓が並んでいました。  日車製造ということも判明しましたので、図面も見つかり西武のキハを作る準備は整いました。ただ 高価な福島のキットを手に入れる事が叶わず、製作は何時の事になるやら・・・・・・・・

2010年5月17日の編集長敬白にUPされた記事をきっかけにして 訪れた佐久の地。説明文も完備されていました。 対面したキホハニ56。とにかく幅が狭い車体は、16番で作りたくはありません。
オリジナルに戻そうと努力されています。左に立ち上がっているのは、 給水管です。 反対側にもあったようです。右側に立ち上がっていたようです。
反対側にはステップが張り出しています。西武でも同じ状態だった はずです。 窓周りに帯板が溶接されています。保存のための水切りのようです。
荷物扉を持つローカルな側面。 手すりの造形が少し厄介です。
椅子の下の黒い箱が燃料タンクで、木枠の部分にバッテリーが入って いるのではないかと思っているのですが・・・・・確認できていません。
実はこの車輌とは、再会でして。別府鉄道を訪ねた時にキハ3として 実働していました。両側にバケットを付けた姿でした。庫の中にいたため、資料写真は撮れません でしたし、元西武のキハ111〜2が兄弟とはしりませんでした。


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