西武E71(ED102)


昔、シナノマイクロで発売された、E71は簡単に組み立てられたのは 良かったのですが、あまりにも似ていなかったので、お蔵入りしていました。先日、横瀬に出かけて測 定し、その理由を確認する事ができました。

ご存じ西武のE71です。国鉄ED10で好ましい形態なのですが、 製品には恵まれていません。アダチのキットを購入できれば、そのまま組み立てたことでしょうが? 原因は、TMSのスタイルブックの寸法から製品化した事によります。図面は車体改装前の原型ですが、パンタは交換されていて、カウキャッチャーは外されています。 先日横瀬で実測したところ、側板の高さが合いません。装備改造時に車体がいじられていますが、 高さが変わったのでしょうか?キットは、図面の高さで作られている上に、窓高さがオーバーで計2mm近 く広かったのです。他に、運転席まわりと側扉の幅があり過ぎ、他の寸法を圧迫しています。屋根はその分薄くなってしまっています。前面の窓が大き過ぎる上に、折り曲げ位置が違うとなると・・・・
とにかく車体をでっちあげる必要があります。RAで出費が嵩んでいる ので、洋白板積層構造で、極低費用で製作可能な構造としました。CADを使って部品図を書き、 製作開始です。0.2mm洋白板に0.1mm板で作った板を載せていく工法です。実物も基本的部分に後付け パネルを外から固定しています。 積み重ねるとこんな感じです。リベットの大きさが不揃いですが、一部は 埋め込みになる部分ですので、あまり気にせず先に進みましょう!
機器搬出ハッチを作り直し、反対側のパネルも取り付けています。しかし、押し出したリベットがキサゲハケで戻ってしまうようです。裏にしっかりハンダを流さないとダメですね!


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