TV購入 (8/7/2002)

いろいろ悩んだ末、 SONY の KV-21DA55 を買いました。 普通の 4:3 テレビです。

いったんは HDTV 対応のワイドテレビを買うことに決めたのですが、 買おうとしていた TV が今使っているラックにギリギリ載らないことが判明*1。 それに部屋が狭くて、大型TVはちと辛いし。

また、最近発売された松下の新型 TH-32FP50 は、 いままでサポートしていた 750p ネイティブの表示をやめて、 1125i への変換になってしまいました。 これは今後 750p の放送は現れないということなのか、 それとも単なるコストダウンなのか、 HDTV がどうなるのかわからなくなってしまいました。

もうひとつ気がかりなのが、DVD の行方です。 60i*2 で収録されているソフトは、 プログレッシブ変換するときに隣り合うフィールドで動き検出をして走査線間を補間云々という、 しち面倒くさい技術が必要です。 しかも結果は不自然だったりするし。 やっぱり次世代 DVD じゃないと、 TV の性能が生かせそうもありません。

さらに、 HDTV 番組の有力な供給源である地上波デジタル放送がいつ軌道に乗るのかわかりません。 2003 年末を目標にしている試験放送では、 東京タワーから半径 1km でしか受信できないそうです。 それ以降の普及も、アナアナ変換*3が推進できるかどうか次第。

そんなこんなで、HDTV を買う気力がしぼんでしまいました。 なんといっても今よく見るソースは地上波とスカパーですし。

そこで、4:3 の TV を再検討です。 ちょっと調べてみると、 最近のTVにはスクイーズ収録されたソフトを走査線圧縮して表示する機能があることがわかりました。 これだと 16:9 収録のソフトを観るときも、垂直解像度を犠牲にしなくてすみます。

カタログで機種をだいたい絞り込んだら、電器屋へ出かけて画質の比較です。 まあ 25 型くらいだと差は出にくいんですが、 画作りの好みで SONY を選択しました。 店員さんを質問攻めにして困らせてしまったけど、 こっちはサポートを期待して通販じゃなくて電器屋いってるんだから、 ちゃんと勉強しておいてくれないと困ります。

商品が先ほど到着しました。


*1: 松下電器にサイズを問い合わせて回答をいただきました。 「長期の設置安定性(地震や振動からの影響)を考慮しますとお奨めできません…」という親切な返事で、 ちょっと感心。
*2: 毎秒 60 フィールドのインタレーススキャン。
*3: 現行のアナログ放送を別の周波数帯に移動して、デジタル放送用の帯域を確保する。