SOUL II SOUL


  昔々・その昔、FENで毎週やっていた「2時間モノの(ビルボチャートによる)R&Bカウントダウン」・・・、80年代中期から欠かさず聴きいていたも、その番組のエンディングで使われた使われた曲というのは、時にシーンを飾ったっと言う曲と共に・また違った感じでの・・・独特の思い出につながっていると思いますね(^-^)。

 UKソウル「ソウル II ソウル」、ロンドンを拠点とするクラブDJ「ジャジー・B」さんを中心に出来上がったグループであります。っで、「ジャジー・B」さんはおいらと同い年のうさぎ年(^^)、西インド諸島から移民としてイギリスの地を踏んだ父をもつ彼は、西インド諸島出身者で作られた「ハウス・パーティー」からDJ生活が始まり、後にロンドンでサウンド・エンジニアを勤めた後・表舞台でのクラブDJへと進んでいったみたいでありす。ただこの時期、クラブのDJを勤めるかたわら・クラブの経営&ファッション系・ブティックの経営と、音楽活動以上に・・・むしろ青年実業家としての方が有名だったみたいであります。その後・彼を運命づけた曲"Keep On Movin'"で一躍UK & USシーンの頂上まで駆け上がる事になるのですが、ホントにデビュー寸前まで・・・彼にとっての音楽感は・趣味的なモノだったのかもしれませんですね(^-^)。

 さて、左のアルバムは彼が中心となって出来たユニット"KEEP ON MOVIN'[VIRGIN '89]"、本当はこのアルバム化前後に・アルバム収録曲#2"Fairplay"や#4"Feeling"がシングルカットされていたみたいなのですが、やっぱり!本アルバムを決定づけたのは#1"Keep On Movin'"しかないと思いますね(^^!!!。まっ!懐古してみると・・・、US系では「ガイ」の頭脳と言わた「テディ・ラリー」さんを中心に(まぁ〜同じ内容で「ティミー・ギャトリング」さんもいますが(^^))R&Bシーンに強烈なインパクトを植え付けた跳ねビート「ニュー・ジャック・スウィング・ビート」が支流だった80年代後期に、ラジオ・FEN番組から流れるピッチも刻みも「ジャック・スウィング」とは違った・とにかくカッチョ良く!、洗練された中にも・何かがうごめくような重たいベースラインにひかれて毎日のように聴き入ってしまったって言うのが当時の思い出だったですね(^^)。後に、このUKグルーブの刻みに「グランド・ビート」と言う名称がつきましたが、それ以上にUS・R&Bファンにホントに強烈なインパクトを与えた一曲だと思って間違いないところでしたですね!。ゆえに・同曲はUSのビルボ・チャートR&B部門で2週連続No1に輝き・・・またUSでプラチナ・シングルに輝き、そして栄えあるFENでの「R&Bカウントダウン」番組のエンディングで必ずかかる曲になっていったと言うことであります(^0^)。・・・っがしかし、じっさいに本場UKでヒッとしたのは"Keep On..."よりか#9"Back To Life"〜#10"Jazzie's"の方、まっ!きらびやかな世界で派手に踊るとなったら、やっぱ後半の2曲に尽きるって感じですねぇ(^▽^)。
                  
 後に「ソウル II ソウル」のブレイクは90年代初期まで続きますが、ただ・「ニュー・ジャック」の終わりと共に新たなシーン「ヒップホップ・ソウル」「クラシック・ソウル」の流れが生まれたと同じように、USのR&Bシーン内に強烈な「グランド・ビート」を聴くことは無くなったって感じです。まっ・ユニットとしての「ソウル II ソウル」は95年で終わったみたいでありますが、「ジャジー・B」さんは今現在もUKソウルの場でシーンの中心的な存在みたい、また!いつの時代かにやってくるだろう!UKブレイクの時には・きっとノリの良いビートを聴かしてくれることでしょうね(^-^)。

<その他のアルバム>

 VOL II (1990 A NEW DECADE) [VIRGIN '90]

 通算2枚目のアルバムでーす。もぉーこの時点でグループ内の歌姫「キャロン・ウイラー」さんは脱退されてしまいましたが、新たに強力なダンサンブルヴォイスの「ヴィクトリー・ウイルソン・ジェイムス」さんが加入!、そして大ヒット・ナンバー#7"A Dreams A Dream"が生まれたのであぁ〜る(^o^!!!。
 CARON WHEELER / UK BLAK [EMI '90]

 「SOUL II SOUL」の元歌姫「キャロン・ウイラー」さんの1st・ソロアルバムです(^^)。もぉー、とにこかくにもノリノリの#2"Livin' In The Light"につきる(^^!!!って感じ。いやそれ以上に、殆どの曲で踊りまくりやでぇ(^0^)ホホホ〜ィ!。(ちなみに、彼女が12才の時にやっていた3人組グループ「ブラウン・シュガー」は当時からソウル・マニアには有名な一品だったみたい(^^)。まぁ〜今となっては見つからない一品だとは思うが・・・)
 VOLUME III JUST RIGHT [VIRGIN '92]

 通算3枚目のアルバムで、#1"Joy"で歌うレゲエ・シンガー「リッチ・スティブンス」さんを筆頭に、ちょいとメンズ・ボーカリストの起用が多くなった作品でしたですね。まっ!踊れる曲も揃ってはいるが・・・内容的にも濃かったような気がぁ〜(^-^)。
 CARON WHEELER / BEACH OF THE WAR GODDESS [EMI '92]

 「キャロン・ウイラー」さんの2ndアルバム・・・っで、この盤も#3"I Adore You"につきる(^o^!!!って感じですね!。ただ・・・雰囲気的に「グランド・ビート」より「スウィング・ビート」の方が楽曲的に目立ってきたかな(^^???、まっ!92年ってR&Bシーン的にもハウスがかった「スウィング・ビート」もあったし・・・UKでもこういうのが流行っていたんでしょうね(^-^)。
 VOLUM IV THE CLASSIC SINGLES 88-93 [VIRGIN '93]

 通算4枚のアルバムは、過去3枚のベスト盤になっています。ヒットした"Keep On Movin'"も"Back to Life"も"A Dreams A Dream"も聴けちゃうお得盤なのですが、私的にはもぉ〜ちょっと気の利いたリミックスナンバーも入れて欲しかったって言うのが正直なところですねぇ(^-^;;;。
 VOLUM V BILIVE [VIRGIN '95]

 通算5枚目のアルバムです。出たしは"1"Love Enuff"ピンポコキューンのハウス・ビートが展開されていますが、後の13曲(ボーナス含む)は前曲・歌モノでーす。って言うか、かなり・おとなしめのUKソウルアルバムだったような気が・・・(^^)。
 TIME FOR CHANGE [ISLAND '97]

 通算6枚目のアルバムは、「ヴァージンからアイスランドへ」のレーベル移籍盤。中身的にも、踊らせるより・より一層・歌モノを重視した作品になっていますですね(^^)。聴いた感じ、「これが「SOUL II SOUL」の音ぉ〜」っと言うのが何曲もあったりして(^^)。

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