LE GENT


 

 「ガイ」の1st盤・脱退以降、シーンの影に隠れた感じの「ティミー・ギャトリング」さん。復活の狼煙をあげるかのごとく・90年代に入ると各アーティストのプロデューサーとしてのメキメキ・名前が出てくるようになる・・・そして!、91年に打倒「ガイ」と言わんばかりにメンズ・グループをR&Bシーンに送り込む事に!(・・・っんな大袈裟な感じじゃなかったかもねぇー(^-^;;;アハハッ)。

 「ティミー・ギャトリング」が完全バックアップでシーンに登場してきたメンズ・グループ「レ・ジェンド」。(多分・シカゴ出身(^^;違うかもぉ)、メンバーは「ロン・ウイルソン」「ラリー・ギャトリング」「エリック・ホワイト」&「スコット・ウエザースポット」の4人組で、ボーカル・グループと言う形でなく・リードVoの「ロン・ウィルソン」を中心に演奏でサポートしていく・・・ヴォーカル&インストのスタイルに近い感じのグループであります。っで、メンバー内・「ロン・ウイルソン」は、あの50年代からR&Bシーンをリードしてきた「ジャッキー・ウイルソン」さんのご子息さんで「ティミー・ギャトリング」の従兄弟(^^)、また「ラリー・ギャトリング」は「ティミー・ギャトリング」の弟さんと、まぁ・ファミリーの結束で出来上がったグループみたいであります。・・・とか書いて、このページを作るまで「ティミー」さんと「ジャッキー・ウイルソン」さんに繋がりがあったなぁーんて知らなかったなぁー(^-^)。

 さて、左のアルバムは彼らの1st盤"LE GENT [REPRISE '91]"。まっ・「ティミー」が"伝統に基づいた新しいR&Bの形"なだけに、かなりポイント・ポイントのスロー部では往年のソウル感を演出していると感じます。中でも#6"Time For Love"辺りのバラードとかはググッとくるし・・・いや、決して派手じゃないんだけれど、リード・ボーカル「ロン・ウイルソン」の妙に懐かしいソウル・グルーブを演出できるって強みも・「レ・ジェンド」にとっての強みみたいな感じですね(「ロン」さんの歌声は、軽めの「ジョニー・ギル」って感じですよーん(^^))。でも!、それでもやっぱりこのグループには生きのいい跳ねビート(^^!!!。まずは、ヒットこそしなかったモノの・1stカットの#2"Women's Heart"や#3"Need A Good Women"・・・また・「クリストファー・ウイリアムス」と「フォース・MDs」のメンバーを招いての#10"Momma Dont Told Me"辺りの軽快感の方が、いがいに耳についたって感じのグループでしたですね(^-^)。ただ・・・凄く完成度の強いグループも、「ティミー・ギャトリング」が望んだ打倒「ガイ」&「ガイ一派」とはいかず、R&Bシーンでのブレイクまではいかなかった事も付け加えておきますですぅ(^-^;;;。

 さてさて・・・っで、まぁー・残念ながらこのアルバムが最初で最後の作品になってしまい・後の消息は皆無に等しいモノですが・・・ただ!、メンバー内「スコット・ウエザースポット」さんに限っては「サントラ盤/モー・マニー」等での裏方業での成功・・・また、2000年にリリースされた「ジェフリー・オズボーン」氏のアルバム"That For Sure"でも活躍中みたいでーす(^-^!!!。元々は完成され・歌も演奏も素晴らしいグループなだけに、メンバーが違った道で活躍を納めている・・・そんな感じでしょうね、きっと!。


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