TONY TONI TONE


  90年代半ば、R&Bシーンに根付いた「ニュー・クラシック・ソウル」なるシーンの火付け人は、正しく彼らだと思います。乾いたギターの音色が、ポロポロポローン♪。

 80年代後半デビューだが、あえてファンク・バンドと紹介したいグループ「トニー・トニー・トニー」。メンバーは「ラファエル(TONY)」&「ドウェイン(TONI)」のウィギンス兄弟と従兄弟の「ティモシー・クリスチアン(TONE)」の3人組で、カリフォルニア出身の地の利からデビュー前から「シーラ・E」「トラメイン・ホーキンス(GOSPEL)」のバック演奏を勤めたりと地道な活動と同時に、87年には「タイメックス・ソーシャル・クラブ」(後の「クラブ・ヌーボー」)のレーベル内で曲作りの仕事をしていたとのこと。まっ、ここからレーベルメイトの「フォスター&マッケンロイ」が彼らのスター星に目を付け、デビュー曲にしてチャートNo1まで駆け上がった"Littli Walter"を引っさげて華々しくR&Bシーンに登場してきた彼らであります。
                 
  さてさて、左の作品は通算2作目の"THE REVIVAL [POLYGRAM '90]"。売れた!っと言ったら、多分・こっちの盤やでぇ(^^!!!。まずは1曲目のイケイケ・ジャックナンバー"Feel Good"が50万枚セールスのゴールドディスクを筆頭に、先行シングル#4"The Blues"・またまたチープな感じの#6"It Never Rains" & #7"Whatever You Want"・・・、これら全ての曲がチャートNo1に駆け上がった!間違えなく彼らのスーパー・アルバムだと思いますね(^^vvv。まっ、それと同時にファンクバンドとしての彼らの明確な音楽路線を演じたという点でも、ホントに優れたアルバムだと思いますねぇー。刻みとか & DJプレイなんかも、斬新なアイデアを駆使されていますしねv(^-^)v。
                 
 さて・・・、その後・93年に3rdアルバムを発売。この盤が俗に言う「ニュー・クラシック・ソウル」の橋渡しになった作品で、これを境に「D・アンジェロ」等のプロデュースを勤めたりと、今までと違ったかたちでR&Bシーンを作っていったことは言うまでもありません。ただ・・・彼らの音楽の原点は、高校時代に学んだ黒人では珍しいとされているブロードウェー音楽&ジャズ・・・等。以外にね!、シーンのトップに立ち・またシーンを作ってきた彼らでありますが、ホントーはR&Bシーンなんか一番関係ない・・・まったく影響されることのない3人組なのかもしれませんねぇー(^-^)。
                 
 っで、今現在はどーしているんじゃー???(裏方専門かぁー(^^???)

<その他、アルバムレビュー>

 WHO?[POLYGRAM '88]

 記念すべき、彼らのデビュー盤であります。上記で書いた「リトル・ウォルター」を筆頭に!・・・って言うか、ファンクバンドの色合いが一番出ていると思いますね(^^)。ただ・・・、最後の曲"Not Gonna Cry For You"に邦題「泣いてたまるか」って付けたのは誰でしょうか(^^???。まったく・もぉー・・・、イメージ・ピッタリだよーん(^^v。
 SONS OF SOUL [POLYGRAM '93]

 世に言う、彼らの最大傑作!と呼ばれる3rdアルバム。中でも軽いギターが気持ち良いバラードナンバー・#7"(Lay Your Head On My) Pillow" & #14"Anniversary"はシングルチャートでも上位にランクイン。でも・・・、おいらは話題性が無かったファンキー・アップの方が好きだけどなぁー(^^vvv。
 HOUSE OF MUSIC [MERCURY '96]

 3年ぶりの・・・、かなり3rd盤を煮詰めた感じになった通算4作目のアルバムです。決してダイレクトに伝わる派手さは感じられませんが、繊細なグルーブ感は・・・やっぱり気持ちいいですね(^^)。
 HITS [MERCURY '97]

 っで、突然のベスト盤・発売。まぁー、内容&選曲的にかなり良質だし、これ一枚で「トニーズ」の全てが解りそうな感じですが・・・うーん(--???・・・、果たして、彼らのファンク路線の雰囲気まで伝わるかなぁー(^^???。
 RAPHAEL SAADIQ /ALL HITS AT THE HOUSE OF BLUSE [POOKIE '03]

 おぉ〜、久々に「トニーズ」しちゃった象(^j^)パオーン!。


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