SHAI


  「美しき・華麗なるハーモニー」・・・だけではない、どことなく計算しつくされた美しさ。私的には、彼らはそのタイプのグループだと思います。

 ボーカル・グループ「シャイ」。メンバーは「ガーフィールド・ブライト」「マーク・ガイ」「カール・"グルーブ"・マーティン」&「ダーネル・"ヴァン"・レンザリア」の4人組で、ハワード大学の同級生グループであります。・・・って・えっ(^^???、ジャケ写を見る限りバブルガム路線のような気がぁー(^^)。うーん、かなり若く見える象(^j^)。あっ!、ちょっと脱線(^^;;;。グループ結成後はライブ活動とよりも・むしろメジャー進出を狙って売り込みをしていた彼らでしたが、・・・なかなか大手レーベルとの契約とはいかず。っで・最後の手段、手持ちの残ったお金でデモテープを作り・FM局に売り込んだ所、FMを聴いていたリスナーからのリクエストから火がつき!、見事・メジャー進出へのステップを駆け上がった彼らであります。しっかし・・・、彼らと契約しなかったレーベルは、さぞや悔しがったことだろぉーねぇー(^^)。多分「逃がした獲物は・・・」の感じやでぇ(^-^)。

 さてさて、左の作品は彼らのデビュー・アルバム"... If I Ever Fall In Love [GASOLINE ALLEY '92]"。・・・っと、ちょっと話を元に。上記で書いた「残ったお金で作ったデモテープ」・・・、実は彼らのデビュー作は楽器を使わずにアカペラで勝負した作品だったのであります。まっ!このデビュー盤では、その大ヒットした#6"If I Ever Fall In Love"のアカペラ曲を中心に彼らの華麗なるコーラスワークが十二分に満喫できる作品になっています。コーラスワークもさることながら、グループ内「カール・"グルーブ"・マーティン」の作る楽曲も鳥肌モノ(^^!!!。タイプ的には「アルB・シュアー」似かな?。妙に模様めいた・・・セクシーかつアダルトな世界を演出している・・・故に、売れるわけだわなぁー(^-^)。っで、同盤からは#2"Comforter"& #8"Baby I'm Your"がチャート上位にランキング!、共にバラディアスな世界を演出している曲ですね!。ただ・・・アップ・ナンバーは極端に少なかったなぁー(^-^)しょうがないか。

 さて、翌年にはR&Bシーンでの人気も後押しした形での企画盤発売!、同年・来日コンサート!。また95年には2ndアルバム発売とシーンに定着した彼らでありますが、3rdアルバムまでの道のりは長く・・・同時にメンバーの中核「カール」の脱退!っと言うのが「シャイ」の今の現状になっています。彼らのスタイル的に・・・、「華麗なるハーモニー」と言う絶対的な武器を手放した彼らが、これからのどのような路線に進むのか?。デビュー時の衝撃を知っている私には、かなり気になりますですねぇ。

<その他、アルバム・レビュー>

 RIGHT BACK AT CHA [GASOLINE ALLEY '93]

 2曲の新曲を含む、1st盤のリミックスアルバムです。・・・ですが、中身はただ踊らせる趣向ではなく、ライブ活動を通して生の「シャイ」のハーモニーが楽しめる作品にもなっていますです。まっ!ここいらへんの企画は嬉しい限りですが・・・でも、全体に流れがなく散漫なようにも感じられたと言うことも付け加えたいと思います(^^;;;。

 BLACKFACE [GASOLINE ALLEY '95]

 オリジナル盤では通算2作目になるアルバムです。っで、これは評価が分かれるところ。前半のハーモニーを生かしたバラード群はさすがに鳥肌モノ!。確実にR&B界のボーカルグループでもトップクラスのコーラスワークが感じられます。故に売れた!、チャートも15位にランクイン(^^!!!。ただ・・・シーンが極端にクラッシックした中で、キラキラ輝いて部分が感じられなかったのが・・・(^^;;;って感じでしたです。
 DESTINY [BIG PLAY '98]

 オリジナル・メンバー「カール"グルーブ"マーティン」の脱退、リリース先もマイナー系へと移籍した中での通算3作目のアルバムです。ただ、この作品は変にラッパーをフューチャーしたり・妙なフレーズが続いたり・・・、まっ!R&Bシーンの音だと言ってしまえばそれまでですが、華麗なハーモニーを売りにしてきた彼らだけに私的にはかなりのギャップが生じてしまいましたです。
 BACK FROM THE MYSTERY SYSTEM : THE LOVE CYCLE [SHAI '04]

 6年振りに新譜リリース!・・・っと言っても、完全なる自社レーベル盤ですが〜(^.^;;;。っでメンバーは、グループ・スタート時からいる「Darnell Van Rensalierさん」「Garfield Brightさん」 &「 Marc Gayさん」の他に、新規参加の 「Erik Willisさん」が参加しての4人組・復活での構成になっていますです(^-^)。ちなみにワシントンDCではラジオ局を通して未だ人気がるグループみたい・・・ですが、うーん(^^;;;デビュー時のスリリングなハーモニーワークを聴いちゃっただけに、昔の路線とは違った・・・ちょっとチープで・歌声が絡みつく世界になっている作品だとは、ぜんぜん想像・出来なかったんだよな〜〜〜(^o^;;;弱ったアハアハ。


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