MINT CONDITION


  グループの音楽感はみんなマチマチ(^^)。ある一人はジャズに染まり「ハービン・
ハンコック」と行動を共にし・・・、またある一人は「西アフリカの古典音楽奏者」として・・・、そんな音楽演奏好きが集まったグループであります。

 セルフ・コンテインド・バンド・・・と言うより、他に類を見ない位にバンド形態がしっかりしたグループ「ミント・コンディション」。メンバーは「ストークリー(Vo/g/Dr)」「リッキー・チェン(b)」「オーデル(g)」「ラリー・ウォデル(Kb)」「ケリー・ルイス(kb/g)」「ジェフリー・アレン(Kb/Sax)」の6人組で、1986年からミネアポリスを中心に音楽活動をしていた彼らですが、1989年に同じミネアポリス出身の「ジャム&ルイス」に認められ、1991年にジャム&ルイスが主催レーベル「パースペクティヴ・レコード」の第2弾アーティストとしてメジャーシーンに登場しましたです。

 さて、左のアルバムは彼らの1st盤"MEANT TO MINT [PERSPECTIVE '91]"。元々、演奏はおろか曲作りもこなす彼らですから「ジャム&ルイス」は制作には加わらずアルバム全体通してミント自心のペンによる曲が殆どですが、元タイムの「ジェリービン・ジョンソン」がアルバムの全体像に加わったせいか、タイム色と言うよりプリンス色の方が近いように感じられますねぇー。1stシングルの#4"Are You Free"を筆頭に軽快なアップナンバーはこれぞ!ミネアポリス・サウンド(^^!!!と喜んじゃう次第でありますが・・・、こと・セールス的売れたのは#3"Breakin' My Heart" & #7"Forever In Your Eyes"のミッド〜バラード・ナンバー。甘い「ストークリー」さんの歌声とバックの華麗なコーラスワークは、ただ演奏するバンドではない・・・メジャーシーンの中でも極上のボーカル・グループに等しい存在ですね(^^vvv。

 っで、93年・96年とオリジナルアルバムの発売からレーベル移籍の99年の新作発表と・、今もなおシーンの第一線で大成功を納めている彼らであります。やっぱり、きっと・・・彼らみたいに生演奏でライブがおこなえるグループって、人気的にも強みがあるんだろーねぇ(^-^)。

<その他、アルバムレビュー>

 FROM THE MINT PACTORY[PERSPECTIVE '93]

 前作1stアルバムより生音演奏を展開した2nd盤でーす。セールス的にはチャート2位の#6"U Send Me Swingin'"を筆頭に#5"SomeoneTo Love" & #11"So Fine"のスローナンバーが好評でしたが、でもやっぱ!アルバム出だしイントロから始まる生ドラムが刻む度派手なビートが一番グッド(^^!!!ですよーん(^^v。
 DEFINITION OF A BAND [PERSPECTIVE '96]

 3年ぶりとなった3rdアルバム。っでこの盤では、R&Bシーンを包み込んだ「ニュー・クラシック・ソウル」に流れに沿うような・・・はたまた逆らうような・・・、あえて重たいファンクネスな世界を展開した作品になっています。スロー・バラードながらギターの泣きがググッ!とくる#5"What Kind Of Man Would I Be"・・・、この一曲がアルバム全てを物語るって感じですね。あと、「ロジャー・トラウトマン」の息子「ランチ」君が参加した#9"Funky Weekend"も「ベィビー・ベィビー♪」していますです。
 THE CONDITION (1991-1998)[PERSPECTIVE '98]

 過去の3枚のアルバムを中心に、新曲2曲を含むミントのベスト盤です。正直・・・、2nd盤のアップナンバー"NoBody Does It Betta" & "If The Feeling's Right"が入っていないのが気になりますが、まっ!ミントの魅力を十二分に満喫できるベスト盤ですね!。あと、「MO' MONEY ('92)」&「JASON'S LYRIC ('94)」の各サントラに挿入された曲が聴けるというのが嬉しい一枚ですよーん(^^v。

 LIFE'S AQUARIUM [ELEKTRA '99]

 エレクトラ移籍・第一弾盤です。っで、私の耳では確認が出来ないモノの、かなりドラム・プログラミングされた曲が多いとのことです。・・・が、刻みはドォーあれ、彼らのファンク感は十分に伝わっている作品だと思いますよーん。ただ、一枚のアルバムとしては散漫だったかなぁ(^^???。

トップに戻る