FULL FORCE


  私にとって思いでの深い作品です。80年代半ばから接し始めたブラック・ミュージックの世界、その頃はハッシュ系を中心に全てチャート優先で接していた・・・まっ!「売れている曲が全て良し!」っという風な聴き方をしていたのですが、89年の夏・・・淵野辺(神奈川県)ユニオンで中古CDを眺めていた瞬間!・基地の(でかい)黒人さん3人組に囲まれプッシュされたのがこの作品でしたです。っで、英語が達者なら「アァ・ハァー(^^)」とか言って逃げていたと思うんだけど、ダメな私はただただクーラーの効いた店内で一人汗をかきレジに向かったのを今でも思い出しますねぇー(ほんま、怖かったでぇー(^^;;;)。でも、この盤を聴いた瞬間に、今の・・・本当に黒人さんがこのサウンドなんなんだぁー!って心の底から思いましたよぉー(^^!!!。とにかく、このカッチョ良さはなんなんだぁー!って感じでね(^^v。
                   
 前置きが長くなりました(^-^)。あえてファンク・バンドと呼びたい「フル・フォース」。メンバーは「B・ファイン」「ポール・アンソニー」「ボウレグッド・ルウ」のジョージ兄弟と、彼らの従兄にあたる「「ゲイリー・C」「シャイ・シャイ」「カーティス」の6人組で、イギリスのモデル「サマンサ・フォックス」の曲を手がけたことで表舞台でのデビューと相成りました。その後・ラップグループ「U.T.F.O」のプロデューサーとして"Roxanne, Roxanne"のスマッシュ・ヒット、またラテン系男女混合グループ「LISA LISA & CULT JAM」の代表曲"All Cried Out"...etcのヒット曲で一躍トップ・プロデューサーに(^^!!!。・・・なのですが、実はこのグループ、70年代後期から「ルーサー・ヴァンドロス」&「テンプテーションズ」等のツアーバンドとして活躍してきた・・・ソウル畑で腕を磨いていた彼らであります。まぁー、ここいらへんが各アルバムで感じるソウルっぽい部分の根っこなんでしょうねぇー。うにゃ・多分「トップ・プロデューサーだから、売れていたんじゃないのかぁ?」っと思われますが、事実「リサリサ&コルト・ジェム」のプロモにも登場していた彼らですが、以外にアルバムのセールス度はシーンで火がつかなかったのもまた「フル・フォース」の特徴の一つでしたですねぇー。・・・って、言い訳かな(^^;;;。
                  
 さてさて、左(上(^^;)の作品は彼らの通算4作目にあたる"SMOOVE [COLUMBIA '89]"で、「グルーブ感とスムーブ感の融合」と言うタイトル名になっています。中身も正しく「スムーブ」なる世界。まずは軽快なヒップホップ・ビート感覚が凄い(^^!!!。「これから、サンプリングしますよぉー」と言う掛け声みたいな出だしから、彼らの代表曲・強烈ビートのダンシン・ナンバー#2"Ain't My Type Of Hype"が続く!。それ以降・ヒップホップとR&Bの絶妙に融合された曲が展開(^^!!!。それでも、このアルバムの凄さはアップに限らずスローの素晴らしさ!。「スモーキー・ロビンソン」「デルフォニックス」「モーメンツ」&「マービン・ゲイ」のヒット曲を集めた#5"4-U"は、彼らのスウィート感覚におやG達が涙した傑作中の傑作ですね。いやいや!・元はソウル畑で演奏していた彼ら、「こんなの当たり前だよーん」っと平気で言っちゃうんだろーなぁー(^-^)。んでんで、90年代に入り・自社レーベル設立からちょっとマイナー化している彼らですが、着実にアルバム発売&プロデュース業でも活躍中の便りも入ってきますので、ファンとしては嬉しい限りですねv(^-^)v。
                  
 さて・・・、話は出だしに戻りますが、とにかく黒人さんに囲まれる私。ライブハウスでは、完璧に話しかけられる(--;;;。どこかのスキがあるのかなぁー?っと思いつつも、また私の知らない黒人さんに本当に愛されている音楽に接することが出きると言うことで良しとしましょう(^-^)。でも・・・囲まれた瞬間は、馴れてきたとはいえ・冷や汗が止まらないなぁー;;;(^-^);;;。

 <その他、アルバムレビュー>

 FULL FORCE [COLUMBIA '85]

 記念すべきデビュー・アルバムです。もぉー・この盤の発売時点では「U.T.F.O」&「LISA LISA & CULT JAM」のプロデューサーとしての地位が確立されてた時期・・・、盤内でもお友達が多数参加した#4"UNITED"はなかなか面白いナンバーですね。タフなファンク路線もナイス!ですが、やっぱり#3"PLEASE STAY"は美しい(^^)。
 FULL FORCE GET BUSY 1 TIME! [COLUMBIA '86]

 間髪入れずに2nd盤がリリース。っで、R&Bアルバム・チャート19位と、一番・当時のR&Bシーンにマッチングした作品だったのでしょうねぇー。そんな中#1"Temporary Love Thing"のファンキー・ナンバーがチャート11位にランクイン!。
 GUESS WHO'S COMIN' TO THE CRIB? [COLUMBIA '87]

 通算3作目。「地元、ブルックリンに帰る」・・・セールス的大成功の2nd盤と方向性を変えて、よりデビュー時のファンク路線を追求した作品になっています。アルバムセールスは落ち込んだけれど、バラード・ナンバー#3"All In My Mind"は堂々のチャート6位に(^^!!!。
 JAMES BROWN / I'M REAL [SCOTTI BROS. '88]

 多数のアーティストに曲を提供してきた彼ら・・・その「フル・フォース」が大胆にも「ジェームス・ブラウン」氏のフルアルバムを完全プロデュースした作品です。もちろん出しゃばり過ぎる位「フル・フォースが」飛び出す次第(^^;、当時の「ジェームス」おじさんファンは快く許したのだろぉーか?・・・ちょっと心配の残ったアルバムで(^^;;;。でも・・・おいら・この盤、大好きじゃp(^-^)q・・・このカキコ、危険かなぁー(^^;;;。
 DON'T SLEEP! [CAPITOL '92]

 レーベル移籍後の通算5枚目のアルバムです。っで・チャートにも反映されず・・・各誌ライターさん厳しい寸評・・・なんでなんじゃぁー(^^???。滅茶苦茶・面白いアルバムじゃーん(^^!!!。バキバキ・アップナンバー#4"Quickie"なんか12incまで手に入れちゃったよーん!。・・・でも、確かにヒップホップ・ビートが強烈さを増し所々のハウスっぽい派手な処理・・・、うんうん・ファンク路線の「フル・フォース」て言うのは薄いかもなぁー?・・・でも、面白いよーん(^^!!!。
 SURAR ON TOP [FORCEFULL/CALIBER '95]

 マイナー落ちではなく(^^?自社レーベルからの通算6枚目のアルバムです。前作とはうって変わって、極端に贅肉をそぎ落とした作品・・・なんか妙に懐かしいソウルに帰ったって感じが強い作品です。もぉー・これはは当時のヘビー・ローテーション盤、この一枚で半年間を過ごしてしまった程の一品です。中でも「フル・フォース」のライブ演奏曲が超嬉しいじょー(^^!!!。
 STILL STANDING [FORCEFUL/TVT '01]

 6年ぶりの新作!!!。

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