スギタニルリシジミ

 ルリシジミに大きさも形もよく似ています。翅の付け根付近がやや灰黒色っぽく、全体的に「薄汚れたルリシジミ」の様な印象を受けます。黒い斑紋ははっきりしており、大きさもやや大きい傾向にありますが、そうでないものも。後翅の斑紋はくっつく事が多いのですが、くっつかずに「ハ」の字の形になるものも多くあります。原色日本蝶類図鑑には『二つの黒斑が結合して「V」字状であること』とありますが、必ずしも当てはまりません。ルリシジミとは色々な細かい違いがいくつもあり、鮮明で大きな写真であれば、判断に迷う事はあまりないでしょう。
 スギタニルリシジミを呼ぶにはおしっこが有効です。おしっこに夢中になっているときは指で軽くつついても飛んで行きません。


 平成18年4月6(木)。佐伯市宇目、藤河内(ふじがわち)渓谷。自動車に踏みつぶされたカニに留まっていますが、まだ落ち着きません。


 平成18年4月7(金)。藤河内渓谷。留まって落ち着くと、前翅と後翅をきちんと重ねるようです。


 平成26年4月6日(日)。藤河内渓谷。仲良く向かい合っています。


 平成18年3月31(金)。藤河内渓谷。仲良く並んでいます。


 平成18年4月1(土)。藤河内渓谷。


 平成18年4月6(木)。藤河内渓谷。狭い範囲に極めて密集した吸水集団を作るという性質もあるようです。百を軽く超えるすごい数の個体が集まって吸水していました。何かに驚いて一斉に舞い上がったとき、それはそれは見事です。


 平成26年4月6(日)。藤河内渓谷。♂。


  平成26年4月6(日)。藤河内渓谷。バナメイエビで吸汁、右手前はルリシジミ。こうして一緒に並んでいると両者の違いがよく判ります。