衣と満を逆に切ってしまいました。
10年以上経ってから気づきました。
本来花鉈に切った銘です。
彫を入れるために身幅をわずかに広く、重ねを少し厚く作りました。



長さ(刃渡り):12.5p

反り:無し

目釘穴:無し

ハバキ:無し

彫:苔口 氏

研ぎ:臼木良彦 氏

白鞘:廣井章久 氏

猿が刃文を踏み台にして月を取ろうとしているところです。
表の文面と猿の行為が対比している面白さがあります。



長さ(刃渡り):12.2p

反り:無し

目釘穴:無し

ハバキ:無し

彫:苔口 氏

研ぎ:臼木良彦 氏

白鞘:廣井章久 氏

小刀003

銘文は「水を掬すれば月手に在り、花を弄ずれば香衣に満つ」と読む。
詩人干良史の「春山夜月」の詩の二句。

大野義光刀剣工房