4、合格後の意識

1、普段の仕事の有り方。

技能検定試験に合格をされてプロに成られた方。
おめでとうございます\(^O^)/
これでプロとして、技能士として看板を上げる事が出来ます。
もちろん、名刺にも技能士と書き込む事が出来ます。

さて、プロに成った以上は、下手な仕事は出来ません。
仕事はまず、誰の為にするのか?
いかがでしょう?
自分の為ですか?
家族の為、食べていく為・・・・・
勿論そうですねo(^-^)o

でも、
仕事は、お客様の為にさせて頂くものではないでしょうか?
お客様が、「直して欲しい」と困っておられる。
そういう時に、技能士の腕をフルに発揮して良い仕事をさせて頂く。
そして、お客様に喜んで頂く。
これが一番だと思います。
喜んで頂く為には、お客様の気持ちに成らなければ良い仕事は出来ません、従って、喜んでもらえません。
喜んで頂く為には、お客様の気持ちに成って、考えて仕事をさせてもらう事です。
良い仕事をすれば、お客様に喜んで貰い、また次にも仕事を頂くことが出来ます。
それがやがて自分に帰って来るわけです。
結局は、お客様の為に仕事をさせて頂く事が、自分の為に成るわけです。

あるお客様で、何処の職人を頼んで仕事をして貰っても、絶対にむちゃくちゃ値切るお客様が居られる。
だから、二度と行きたくない!と怒って職人が帰ってしまう。
どんなに一生懸命良い仕事をしても難癖付けられて値切られる・・・・
そのお宅は、昔からうちが行かせて頂いてるお客様です。
この度は怪我をしていた為、行けなかったのですが、
しかし、昔から、私には一度も値切られた事が有りません。
他の職人さんが仕事をされている所を見ていると、お客様がずっと仕事を見ておられる・・・・・
監視をされているんです・・・・・・
今まで私が行かせて頂いてる時には、そんな事は有りませんでした。
つまり、「信用」なんです。
一度信用をしてもらえば、何度でも仕事をさせて頂き、代金も請求書どおり頂くことが出来ます。
さらにそのお客様は、代金を頂いた上に、顔を見る度にビールなども頂いたり、本当に機嫌良くして頂いています。
自分の腕を気に入ってもらう事です。

信用を得るには、試験で勉強をしたあらゆる意味を活かせる事です。
そして、誠心誠意お客様の立場に成って丁寧な仕事をさせていただく事。
決して妥協はしないこと。
自分がこの仕事のお客様だったら、喜ぶだろうか?
「まぁ、これで良いや」、って言う思いで終わるか、「もう少し何とか出来る」。と、自分なりに完全な仕事をするか?
この違いで、この先お客様がずっと自分に付いてくださるか、逃げられてしまうかが分かれてきます。
絶対に手抜き工事をしないことです。

そして絶対にお客様の言葉から逃げないこと。
言い訳は絶対にしない事!
言い訳をしてもお客様は喜んではくれません。
お客様を怒らせてはいけません!
お客様がどんなに無理難題を言われても、怒ってはいけません。
プロですからo(^-^)o
まず、お客様の言い分を聞かせてもらうことです。
そして、希望に沿うように仕事をさせて頂くことです。
お客様の希望に添えないのは、まだまだ腕が未熟なのです。

普段の仕事では、
自分の信念を持って、誠心誠意心を込めて仕事をさせてもらう事です。
技能士として、自信を持ってお客様の立場で仕事をさせていただく事です。
そして、お客様とよく話をすること。
お客様の気持ちを理解することです。
一度お客様に、心の底から喜んでもらえる事が出来れば、「信用」は得られます。
そうすれば、もうお客様は他には逃げません。
プロとしての責任と自覚を持って、普段の仕事に励みましょう。

と、このように思いますが、いかがでしょう?o(^-^)o