1.技能試験とは?

まず、技能検定試験とはいったい何なのか?
私の思いで書いてみます。

技能検定試験は、本当のプロに成るための試験だと思います。
検定試験に合格をして初めて、プロと認められるのです。
そこでプロに成ればやはり、プロとしての自覚を持ち、確かな仕事、
お客様に喜んでいただける仕事、に徹しなければ成りません。

その技術やプロとしての意識を会得するのが、検定試験ではないか、と思います。
その為に、試験には時間、作業範囲、作業態度、製品の出来・・・・などの制約があり、
それらをクリアした人が合格に成り、技能士と称され、プロとして認められるのです。
只、試験を受けるには、各級についてそれぞれの経験年数が必要です。
経験年数は、ただ、年数を経ていれば良いというものではありません。
経験年数に応じた技術が伴っていなければ、試験を受けても・・・・・落ちます。

試験を受けるには、受けるだけの経験年数、技術、実力が無ければ成りません。
組合では、講習会を行っておりますが、講習会で初めて道具の使い方を教えてもらう、
というのは、これから本当のプロに成る人の姿勢では無いと思います。
有る程度の、図面の理解力、技術、などを身につけた人が受けるものです。
その為には、経験年数の中で、試験に似合う技術も習得(練習)してこなければ、試験は大変です。

組合員以外では、
講習会もありません。
自分で勉強をして試験を受けなければなりません。
そういう方の方が、考える力や、技術を持っています。実力を身につけています。
それが、プロに成るための第一歩ではないでしょうか?
講習会で教えてもらわないと合格できない、と言うのは甘えではないですか?
もう一度よく考えてみてください。
講習会を受けなくても、課題を見ただけで、どんな物を作るのか、
課題の展開図は大体こんな感じに成るという想像が出来、展開図が有る程度は書ける。
さらに自分で作ってみる事が出来る。
それ位の技術、実力をも経験年数で身につけてきている。
その上で試験を受けてみようか・・・・と言う気持ちに成ってくるのが本来の姿ではないでしょうか?
組合での講習会の無い、組合員以外の受験生はみんなそうですよ。
組合員のみんなは、甘えてないですか?

プロには、甘えと言う言葉はありませんよ。

また、試験にはいろんな制約があります。
時間、作業範囲、態度、製品の出来、・・・・など等
後ほど詳しく書きますが、すべて深い意味があります。
とても厳しく受け取り本気で立ち向かうか、そんな事は無い、なんて思うかは皆さんの自由です。
しかし、いろんな制約の中で、本当のプロとして認められるかを試されていると言う事は間違いありません。

是非とも、頑張って、実力で合格をして欲しいですねp(^^)q