- 8月のこの頃、京都岡崎の勧業館で読売書法展が開かれる。家内の作品が展示されているというので毎年行くのがここ5~6年の年中行事である。京都に行ったついでに石仏めぐりを思いつき資料を探したら銀閣寺道の白沙村荘庭園に地蔵群があるのを知って行ってみた。
- 岡崎から銀閣寺道までウオーキングのつもりで歩きだしたが10分でばててしまった。京都の夏は暑いと聞いていたが、これほどとは思わなかった。処暑の時季というのに、なんだこのこの暑さは、アスファルトの照り返しで気温は体温をはるかに超えて40度近くになっていただろう。
- バスで約15分、バス停そばの銀閣寺道を銀閣寺の方へ歩いて2~3分の所に白沙村荘は在る。庭園の池に沿って小路を少し行くと、傍に小さな地蔵さまが一列に並んでいる。奥の竹薮には大勢の羅漢さまがいらっしゃる。竹薮とのコントラストが面白い。庭内至るところに石造美術の石仏、石塔、燈籠があり、いずれも平安・鎌倉の逸品ばかり。仏堂と池とうっそうと茂った樹木は絶妙のバランスである。
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小さな石仏
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竹藪の石仏
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可愛い石仏
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威厳のある石仏
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小さな磨崖仏
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白沙村荘の庭園
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石塔
- 8月16日の大文字の送り火がここの池に逆さまに写る借景は見る人を感嘆させるとか。入館料800円はちょっと高いが価値はあった。