宗教法人西光寺はこのたび家族葬を専門とする「おくり寺」を開設致しました。
既存の葬儀と比較した「おくり寺」の特徴と運営方法は下記の通りです。
既存の寺院は:
@家族単位の檀家制度(メンバー)が基本である。
A境内の墓区画を提供(既存の先祖墓等何らかの墓)し、維持管理する。
B親族代表が葬儀の布施と葬儀費用を負担する。
おくり寺の特徴は:
@従来の檀家制度とは無関係の単身者を対象とする。
A各家個別墓区画でなく合祀墓を提供(納骨希望者に対し)する。
B葬儀の布施、葬儀費用、合祀墓の維持管理費などの関連費用はおくり寺を受取人とする生命保険に本人が加入して死亡時の保険金で賄う。
C上記Bの方法を選択しない場合は従来通り親族代表が葬儀の 布施と葬儀費用を負担する。
既存の葬祭習慣は:
葬儀社が自社の施設を指定して祭事会場とするため、本人の遺志やご遺族が要望しない不要な部分も組み入れられることが多い。
(例・8時出棺火葬、11時半昼食、13時葬儀、14時半初七日膳)
僧侶はこれら部分には関与せず式典のみを担当しで布施を受け取る。
おくり寺の試み:
@おくり寺が祭事会場となり会場費は供養料のなかに含まれる。
僧侶自らが本人の遺志、ご遺族の要望に沿って必要最低限の祭事組み合わせを提案する。おくり寺が葬儀社に祭事内容を発注するので不要な部分を省き葬儀費用を軽減できる。
(例・8時半葬儀、9時半出棺火葬、12時半初七日膳、要望により納骨まで)
A本人やご遺族が有縁の僧侶による葬儀を要望される場合、おくり寺はその僧侶の宗教法人による葬儀に対し祭事会場の提供のみを行うことができる。その場合葬儀社はその宗教法人の指定業者となる。
Bおくり寺以外で葬儀・祭事が行われ既に遺骨状態となっている方の合祀納骨のご要望も受付ける。
「おくり寺」家族葬経費準備試案。
本人を被保険者と保険料支払人、おくり寺を保険金受取人とする死亡時90万円支払いのNP保険(少額短期保険、いわゆる掛け捨て保険)に加入。
加入時60歳代の場合。保険料年間2万100円
加入時70歳代の場合。保険料年間3万5千100円
99歳まで毎年更新可能(80歳以後は別保険料)
経費支出内訳(概算)
通夜葬儀布施と会場費一式30万円。葬儀社関係20万円。諸雑費予算10万円。納骨供養料10万円。
喪主(指定の代表者)への手渡し・飲食費等に充当 20万円 |