W おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)

【どんな病気?】

耳の下にある耳下腺がはれる病気です。熱は出たり、出なかったりいろいろです。


耳下腺は唾液を作るところです。両耳の下にあります。

両方同時あるいは片方から始まり反対側もはれてきます。片方だけの場合もあります。
あごの前にある顎下腺や舌下腺がはれることもあります。

【原因は何?】

ムンプスウイルスの感染が原因です。

流行性耳下腺炎のことをムンプスと呼びます。

【検査はなにかするの?】

典型的な場合には特に検査はしません。

耳下腺の炎症か確かめるため尿検査や血液検査をすることがあります。場合によっては超音波検査をします。

【家ですることは何?】

痛みが強い場合には冷やしたり、痛み止めを使います。すっぱいもので痛みが増しますので控えましょう。

解熱剤は痛み止めにもなります。お風呂は熱が下がってからにしましょう。

【うつるの?

うつります。2〜3週の潜伏期のあとに症状がでます。

唾液が飛ぶ、飛沫感染により感染します。

【なおるの?】

特効薬はなく、自然になおるまで静かにしていましょう。はれがひくまで
1週間から10くらいかかります。

【登校・登園はいつから?】

はれがひくまでは出席停止となります。

登校許可が必要とされますのではれがおさまる1週間を目途に再診してください。

【それまで病院に来なくても大丈夫?】

多くは家庭での安静で治りますが、次の場合には再診して下さい

1)高熱が23日続き、水分が取れない場合

2)頭を強く痛がり、何度も吐いている場合―髄膜炎の疑いがあります。

3)おなかを強くいたがる場合―膵炎、卵巣炎の疑いがあります。

4)はれたところが赤くなる場合―化膿している疑いがあります。

5)睾丸がはれた場合―睾丸炎の疑いがあります。

 髄膜炎は軽い人から重い人までさまざまです。軽い場合には外来で点滴して様子をみますが、重い場合には入院治療が必要となります。後遺症の心配はありません。
睾丸炎や卵巣炎は思春期以後にみられます。不妊になる危険性は低いとされています。

後遺症を残す合併症には脳炎、難聴(片方のみ)がありますが、まれです

【何度もなるの?

ムンプスウイルスによるものは1度だけです。

他に耳下腺がはれる別のウイルスがあり、2度はれることがあります。また何回も繰り返す反復性耳下腺炎がありますが、その場合には血液検査で区別する必要があります。