13 便の色が変!
1 黄色から緑に変わった!
便の色が黄色や緑は特に問題ありません。酸性度などの変化で色が変わっているだけです。 |
母乳だけを飲んでいる赤ちゃんは黄色、人工乳では緑色になります。
2 便が白い(あるいはほんのり黄みがかかった白に近いクリーム色)
生後1−2ヶ月の場合で黄疸が長引いている場合には胆道閉鎖症の疑いがあります。すぐに病院にいきましょう。 |
3 便が全体的に赤い。
不機嫌(腹痛)あるいは嘔吐が起こっている場合にはすぐに病院へいきましょう。 |
緊急性が高い病気は腸重積があります(腸重積の項参照)。また、その他の先天的な腸の病気も考えられます。下痢をしている場合には細菌性胃腸炎の可能性もあります。大きい子では潰瘍性大腸炎という病気でも血便となりますが、まれな慢性の病気です。
血便はどす黒い赤の場合が多く、鮮やかなオレンジに近い赤い色の場合には、黄色野菜ジュースを過量に飲んだり、人工着色料を使ったもの(さくらんぼの缶詰など)を食べたりした場合にみられます。元気がよければ心配ありません。
4 便に点状、すじ状に赤いものが混ざっている。
乳児の場合に点状に血液が混ざることがあります。元気がよく、一時的であれば様子を見ていてもかまいません。また、下痢が長く続いたときにも、一時的に少量の血液がつくことがあります。 |
腹痛など他の症状がない場合には、夜間救急にかけ込む必要はありません。食べたトマトやにんじんなどの黄色野菜が血液と似ていますが、よく見るとにんじんやトマトの色でありこの場合も元気がいいので心配ありません。