房総 津森山・人骨山

2015年1月31日

J君に車に拾ってもらい、9:00に家を出発。とても遅い出発のようだが、千葉の山に行くならこれで充分。館山道を保田鋸南ICで降り大崩に向かい、分教所跡に駐車する。駐車場協力金300円をボックスに入れ、10:30、車道を歩き始める。10:55、津森山登山口を通過。

傾斜の緩い里道を登って行くと、牛舎のある農家の庭先を抜け、少し先で左斜めに山道に入る。早めのペースで歩いてみたいとも思ったのだが、今日はJ君のリハビリ登山。いつものぺースで少し急になって来た道を行くと間もなく津森山山頂。11:25到着。

「房州低名山」の標識。向こうには鹿野山の緩やかな稜線が見えている。こんなマイナーな山でも結構人に会うので、少し驚いた。

南西には富山の双耳峰。左手には伊予ヶ岳が見えている。風がとても強いので、ここでは休憩せずに人骨山に向かうことにし、登ってきた道を戻る。

車道まで戻り、来た方と反対側に歩き出す。途中に有った神社を見上げる。暫くは車道歩きが続く。

車道から里道に入り少し行くと、案内板が有り「じんこつやま」ではなく、「ひとほねやま」だと確認できる。人身御供や姥捨ての伝説が残っているらしい。どちらにしろ個性的な山名だな。

尾根下の分岐を右に登り、尾根を辿って行くと急な泥の道になった。足場がしっかりしていないのだが、とても太いしっかりしたロープが設置されているので、これを使って登って行った。人骨山山頂に12:05着。

天気は良いのだが、相変わらずの強風が吹き、ここでも食事にする気になれず、景色だけ楽しんで下山することにする。登って来た泥の急斜面は降りるときにはもっと大変で、ロープを掴んで後ろ向きに降りないと確実に滑りそうだった。

分岐に戻り、佐久間ダム方面への尾根道を行く。この道はそれ程人が歩いていないようで、それまでの道とは雰囲気が違っていたので慎重に歩いて行ったのだが、林道に降り立つ手前がひどく急な泥の斜面になっていて、足場がほとんど無く木にぶら下がるようにして転ばずに降りるのが大変だった。

後で他の人達のGPSログで確認すると、降り切る少し手前で左側に、戻るように降りる踏み跡があるようなのだが気が付かなかった。この後道端にしばらく陽が陰らなそうな場所を見つけ、遅めの昼食(J君のポトフ)をいただく。のんびりとした後、車道を歩き佐久間ダムにかかる橋に到着。

橋を渡った先の分岐を右に曲がり、広い車道を大崩に向かうがこれが結構な登りが続いていて汗ばむほどだった。道端の水仙は終わりが近づき葉の先が茶色に変わり始めているが、花はまだ瑞々しくシャキッと咲いている。結構な距離を歩き2:35、車に帰り着いた。

昔、黒鯛釣りに通い詰めた明鐘崎に有る有名な「岬カフェ」。風が強く吹いていた。