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館山道の渋滞を避けて途中から一般道を来たので、上白狐の登山口に着くのが予定より遅くなり10:40に登り始める。 |
コンクリートで固められた階段状の坂を登って行く。やがて樹林の中の道に変わる。道は分厚く落ち葉に覆われていて、訪れる人の少なさを物語っている。 |
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踏み跡の薄い道を、地図を確かめながら登って行き11:15に物見塚山に到着。石碑があったが何が書かれているかは判らなかった。数分の休憩の後トビ岩山に向かう。 |
あちこちにマムシ草がその独特の姿を見せている。 |
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その下りで驚くものに出会った。真ん中を上下に走っているのはロープではなく、れっきとした自然の木の根。しかも地面より少し高い空中をまっすぐに下っている。自然の造形の妙に感心した。 |
それ以外にも岩盤の上を木の根が縦横無尽に走っている処が多い。尾根のやせた部分はルートが判りやすいのだが、横に広がった斜面は踏み跡がはっきりしないので、誤ルートをしないように地図と磁石を取り出す時間が多くなっていく。 |
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いくつかのピークを越えていくとトビ岩の下に到着。正面上部はオーバーハングになっていて全く登れない。西に回り込んでから少し苦労して見つけた踏み跡とも言えないようなところを登ってやっと稜線に登り着き、東に少し戻るとトビ岩山の山頂だった。 |
今まで殆ど無かった眺望が此処で一気に開けた。鋸山の稜線も見えている。此処で昼食のつもりだったが、風が強くなってきていて支度がし難そうだったので、しばらくの休憩後、適地を探しながら下って行くことにした。 |
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此処からは踏み跡がさらに判りにくくなってきた。テープもそれほど多くあるわけではないし、尾根が横に広くなっているので地図と磁石が手放せなくなった。そうして着いた風早山は山頂と思えない広い杉林の中だった。その後、相川トンネルへの下山路が判りにくく、周りの地形が木に邪魔されて殆ど見えないので、磁石だけを頼りに進むしかなかった。 |
何とかルートを外さずに降りて行き送電線の鉄塔の下に明るい草原スぺースを見つけ、遅い昼食の支度を始める。今日のメニューは「喜多方ラーメン」。柔らかい陽射しを浴びながらゆったりとした時間を過ごせた。 |
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のんびりと時間を過ごした後は、少しの下りで相川トンネル近くの車道に降り立った。その道端には豆桜(又は富士桜)が満開を迎えていた。 |
きれいな可愛い花が青空に映えてしばらく見とれてしまう。 |
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菜の花も春の到来を宣言するかのように、黄色い絨毯を広げ咲き誇っている。 |
民家の横には濃いピンクのミツバツツジ。花がまだ開ききってていないのに、こんなに綺麗だ。そんな道を山里を楽しみながらゆっくりと歩き、14:30停めていた車に戻った。房総の低い山でも結構楽しめると改めて感じた山行だった。 |