高尾山 オコジョ苦しむ
2014年3月29日

総武線本八幡で都営地下鉄新宿線乗り換える。7:20発の急行は京王線直通で、高尾山口まで1時間29分で行ける大変便利なダイヤでそのうえ運賃もJRで行くより安い。そんな訳で9:00に稲荷山コースの登山口から登り始める。

登り始めからこんな階段が続く。

じきに稲荷神社前の広場に着く。ここで身支度を整えなおして、又歩き始める。息を乱さないペースで着実に歩き続けることを意識しながら行く。

この角度から見る富士山はとても端正な姿をしている。左は大室山かな・・

左の峰が大山で右に丹沢表尾根が続いている。

正面やや左が蛭ケ岳だろう。

10:25 高尾山頂に着く。直前の240段とも言われている階段も止まらず登りきれた。息も乱れていない。しかし汗は少しかいているのでここでザックを下ろし中休止。人が多く皆楽しそうにしている。10:45出発。

一丁平。沢山のテーブルとベンチが設置されトイレも大きくてきれいそう。

展望広場。

富士山と丹沢山塊の遠景。


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この後、城山で昼食をとる。そして景信山に向かって歩き始めるためまずトイレに行き、いざ歩き出そうとしたときOh my God! 持病のしゃくが(ではなくて持病の頻脈が)始まってしまった。<持病のしゃく>を知っている人も今は少ないだろうな・・ ともあれこれが始まると脈が2倍近く早く打つようになる。すぐに命に係わるわけではないので特に心配はない。しかし心拍数は多くなるのだが、ストロークが小さくなるので血流が悪くなり、体に酸素が行き渡らなくなるようでちょっとした登りでも非常に苦しくなる。始まるのも突然だが、終わるのも突然で、治まってしまえば、嘘のように体調が戻る。ただいつ治まるかはその時による。すぐ終わるときもあれば、結構長く続くときもある。山でなったことはほとんど無いのだが、若い時に前穂高岳で岩登りを終えた後、吊り尾根の途中で始まったことがあり、奥穂まで登ってザイテンを涸沢BCまで下りたことがあったが、その時は苦しかった。

そんな訳でここで治まるの待つため、草の上に横たわっていたのだが、しばらく経っても一向に治まらず、やむなくコースを変更してエスケープに設定してあった小仏BSに下山することにした。同行のJ君には申し訳なかったが、致し方ないので容赦していただくことにした。登りと違って下りはそれ程きつくはないので普通の速度で下りていける。よく山では下りのほうがきついと言うが、それは登りで体力を使いすぎた結果だったり、ひざを痛めたりした結果であり、本来は下りのほうが体力的にははるかに楽であるということが実感できた。と言っても筋肉に供給される酸素量が絶対的に不足するので、組織が悲鳴を上げそうなのを実感しながらの下山だった。小仏BSに近づくと出発時刻を過ぎそうなバスの運転手さんが、我々の姿を見て「おーいもう出るよ!」と親切に呼んでくれた。実はこの早足が一番きつかったのだが。このきつさも高尾駅から乗ったJRの車内でフッと治まり、元のオコジョにあっけらかんと戻りました。途中下山は実に残念でしたが、まずはめでたしめでたしでした。そんな訳で途中からの写真は一切有りません。