房総 笠石・寂光山 平成27年02月21日
豊英湖手前を左に入った先の、「旅名観光フルーツ村」の駐車場に車を停めさせていただき、歩き出す。すぐ先の管理棟でオーナーさんらしき人に挨拶をすると、いろいろ話が始まった。まずは挨拶があったのはいいとして、駐車させて貰う了解が無かったと、少し小言を言われた。お話によると、民間のこの駐車場に車を停めながら、なんの挨拶もなしに黙って通り過ぎていく人も多くいるとのこと。若い人はだいたい挨拶するが、中高年が良くないとのことだった。公営の駐車場ではないので気を付けないといけませんね。 |
しばらくお話を伺ったあと、これから梨の剪定をするというオーナーさんと別れ、9:50改めて歩き始める。霜が溶けて少し歩きにくい道をゆっくりと登って行くと、猿害よけの電気フェンスに出会う。スライドする戸を開けて中に入った後は必ず締めるように書いてある。 |
岩のやせ尾根風の処も出てきて、結構楽しめる道が続いている。考えていたよりずっと面白い。 |
しばらく歩き11:10笠石の下に着く。確かに不思議な構造になっている。小休止。 |
見上げる笠石。 |
接した部分のアップ。 |
このあともやせた岩尾根状の道が続く。岩質を除けば千葉の山ではないようで、面白く歩ける。ただ展望はとても悪い。 |
尾根の途中にはこんな変わった形の岩もある。 |
斜面が土ごとベロリとはがれ落ちている。岩盤の上に薄い土の層があり、木の根も薄く横に張っているだけということが良く分かる。この途中、唯一展望が開けるはずの展望台の入口を、あっけなくスルーしてしまうという痛恨のミス。 |
仕方なくそのまま進み、やっと探した小ピークで昼食の支度を始める。今回もJ君が下拵えをしてくれたポトフがメニュー。 |
今回デビューのイワタニのバーナーCB-JRB-3でポトフとコーヒーの用意をする。市販のガスカートリッジが使えるこれは欲しかった物の一つだった。ポトフは前回に増して美味しかった。 |
食事場所から少し降りると、あっけなく林道に降り立ってしまった。そこからすぐのところで脇道に入り急な階段を登って行くと、崖の下に寂光不動尊が建っている。 |
土足という訳にもいかないし、靴を脱ぐのは面倒なので上がっては見なかった。この後、寂光山頂へ登ろうとしたのだが、登り口が判らない。周りは垂直に近い岩場になっていて登れそうもない。 |
仕方なく諦めて下ることにしたが、下り始めた階段の左側に踏み跡を発見。取りあえず一人で行ってみることにした。急な土の斜面をトラバースしていくとすぐに尾根筋に出てそこから左上にやせた岩尾根が続いてた。 |
急な岩尾根を登りながら後ろを見ると眺望が開けていた。 |
登り自体はさほど難しくはなかったが、上の狭いリッジに掴むところ無しで立ち上がるときがバランスを崩しそうでちょっと緊張した。リッジから下を撮る。リッジをバランスを取りながら慎重に進む。こんな処でも落ちたらただでは済まないだろうな。 |
寂光山頂。石の祠が立っていた。 |
山頂から見た外房方向の眺望。下りも慎重に降りていったが、特に下りの方が難しい事も無かった。 |
林道の途中にはこんな石もある。 |
旅名の集落を抜け、国道を左折。橋を渡ったたら左に入ると500m位で駐車場に帰着。オーナーさんにお礼を言おうとしたが不在だったのでそのまま失礼させてもらった。この山旅は正直余り期待はしていなかったのだが、変化があって楽しめた。コースがもう少し長く取れたら、結構人気になりそうな気がする。 |