四方山話
本文へジャンプ 2006.05.19 

幼児、児童連れ去り事件

 

最近巷で幼児、児童連れ去り事件が多発している。

行方不明のままや、遺体で発見された事件は多いが

残念ながら無事に見つかった例は少ない。

 

私の子供達は、5歳前後の時が一番可愛かった。

今はみんな成人して生意気になっているので幼児連れ去り

事件の被害を受ける事はないが、

幼児のいる家庭は他人事ではないだろう。

 

屋外では絶対に幼児一人にしなければ良いのだろうけれど

小学校に入ったくらいからはそうはいかなくなる。

 

幼児の定義はわからないが、学制では幼稚園児が幼児で

小学校に入ったら児童になるが、

小学校低学年はやっぱり幼児だ。

辞典では「幼い子供。年端(としは)のいかない子」となる。

 

先日、ドラッグストアーで一人で買い物をしていたら、

幼稚園児くらいの女の子が私のズボンを掴んで私の顔を

見ていた、周りを見渡しても保護者らしき人はいない。

私は迷子だなと思い、しゃがんで女の子に

「迷子になったの」と、ごく自然に話した。

 

店内は、けっこう混んでいて平日の昼間なので女性客が

大半で、一人で買い物をしているオッサンは少ないのに

何で、この子は私に助けを求めたのか?

安全が服を着ている様な紳士に見えたのか、それとも

とっつき易そうなお人よしに見えたのかは不明だが

悪い気はしない。

 

レジの近くだったのでレジ係りの女性に、迷子の連絡を

しようと振り向いたら、会計をしていた女性が鬼の様な

顔をして飛んできた。

 

この子の保護者だとすぐにわかったが、普通なら、

自分の子供が見ず知らずの人のズボンを引っ張ったら

「すいません」の一言は常識だと思う。

しかし、このオバハン、私の顔を睨みながら何も言わず

汚い物から娘を取り戻す様な仕草で女の子を連れて行った。

多分、アブナイ人に娘が何かされそうになったと勘違い

したんだと思う。

 

その時は、少し腹が立った。

でも小さい子供がいる親は神経質になるのもわかる。

 

私みたいな経験をした人が、本当に助けを求めている子供達に

見て見ぬふりをする様にならない様に。

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