TOP

沖釣りコラム

釣り魚料理

四方山話

映画コラム

道具



今月初めに故障し修理に出した船の進行状態を見に平塚のマリーナに行った。

船は所定の場所に置いてあったがZドライブが外されていた。



Zドライブというのは船内外機の船の事。
相模川は浅いので船外機の小型船かそれよりも大きなサイズの船になると干潮に近く一定の水深が得られない時はスクリューが川底を叩かない様にドライブを上に上げる事が出来るZドライブの船が主流になる。
35フィート以上の船になるとZドライブは無くシャフト船になるので満潮の時しか出航できないので相模川沿いのマリーナでは極端に船数が少ない。
東京湾沿いの川から出る船は水深の心配は無いが満潮だと橋にぶつかるので干潮の時しか出入りできない場合が多いみたいだが相模川はその逆。
相模大橋や湘南大橋は高いので満潮でもアウトリガーを引っぱって曲げて通れば大丈夫だ。

アタシは船を最初に置いたのが相模川沿いのこのマリーナなので慣れてはいるが干潮の時は相当気を使う、川を知らない人が川に入ろうとすれば「絶対危険なので止めろ。」と言う。
それくらいの難所なの。
海に出ればシャフト船の方が良いんだけど。
おまけに相模川河口はサーフィンのポイントにもなっているウネリが立つ所だ。
等深線のある海図を見れば一目瞭然なんだけど相模湾は大体遠浅で水深200M位まではダラダラと深くなるが相模湾河口は近深で茅ヶ崎沖で水深100Mに成る距離南下すると水深500M以上になる。
急に浅くなるのでサーフィンに良い(船には最悪の)ウネリが出来るんだ。


船に乗ってエンジンルームを見たら左右ともエンジンは降ろされたまま、



エンジンルームの底が汚れているので掃除をしようかとも思ったが水洗いしても、この船はドレンコックが無いのでビルジポンプで抜くしかない。
バッテリーも外されてるのでやめた。

前の船はドレンコックがあったので寄航したら真水でエンジンルームも洗ってドレンコックを抜いて帰宅していた。

ビルジポンプで抜くと時間が掛かるし完全に水が抜けずらいしビルジの出口が汚れるのだ。

ドレンコックを付け忘れて出航し沈没しそうになった人は何人かいるがそう云う人はまれ、陸置きなのでやはりドレンコックを付けたほうが良いかも。

修理屋さんに行ってエンジンの様子を聞くと色々な箇所の不具合が見つかり大変な事になっていた。
まずエンジン本体のドライブシャフトのベアリングとZドライブのジョイント部のベアリングが消失していたり片方のターボも回転不良を起こしている。
そう言えば片側のエンジンの回転の上がり方が悪かったような気もするし黒煙が以前よりも濃かったような・・後の祭りなのだが最近乗ってなかったのが一番悪いのかも。
その他修理箇所もろもろなので当分は入院の予定。

船は壊れては直しの繰り返しで信頼を積み上げていくモノなんだけど今回は相当の大手術である。
直ったら遠征三昧の予定。

2007.11.16

ヤマハSC−32のオーバーホール