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ワラサ釣りに行こうと入れ込んでいたら船宿が夏休みで今日まで休みだ。
暴釣している時なら休日返上で出船していたが今年はまだそんな状況じゃないのでお休み。

2年以上ご無沙汰だった釣り仲間から携帯に着信アリ、相当年配の人なので一瞬何かいやな予感がしたが出ない訳にもいかないので出ると本人で一安心。
「ワラサ釣ったから半身だけど持っていく。」といきなり言ってきた。
昨日、松輪の仕立て船で釣ったおすそ分けらしい。

持ってきてもらうのも悪いので取りに行った。
話を聞くと、「5人で仕立てたが船中1匹、自分だけ釣れた。」との事。
すごく嬉しかったみたい。

この人は以前はクルーザーとか所有していてそれなりに海には出ていた人なのだが、釣りはイマイチ自己流でまともな魚は偶然以外には釣ったこと無かったみたいな人だった。
以前、神子元にワラサ釣りに一緒に行ったが自分や船頭は釣れるのに本人にはアタリすら無い。

神子元周りは棚を上から取るのだがそれが出来ないみたいだった。
聞いてくれば何でも教えてあげるのだが年上で海での経験が多い人にはなかなか自分から言えないし本人のプライドを傷つける事にもなる。

船頭が魚探を見ながら「棚が合ってないので教えてあげてくれ。」と言ってきた。
一応遠まわしに説明するが全然わかっていなかった。
「棚は電動リールの水深計じゃなく道糸の色で水面で測るんですよ。」といっても何か判って無い。

結局2回神子元に行って本人はボウズだったが帰りの車中で「それなら道糸を10メーター単位で切り揃えたほうが判りやすいね。」と言ってきた、やっと判ってくれたみたい。

その後、松輪に誘って初ワラサゲット、それからご無沙汰だった。



今シーズン初ワラサ。
美味かったけど自分で釣った魚にはかなわない。

2006.08.25

ワラサの刺身