TOP

沖釣りコラム

釣り魚料理

四方山話

映画コラム

道具



映画「日本沈没」を観てきた。
小松左京原作で30年チョット前に藤岡弘主演で映画化された。
自分が高校生の時に原作も読んだし、映画も映画館で観た記憶がある。
当時は島根にいたのだが、映画では自分の住んでいる地域が一番最後まで沈没しなかった記憶があったのだが今回はどうなることか楽しみだった。
内容は原作同様に太平洋側のプレートが原因で日本列島が沈み始めるのだが原作通りなのはそれだけだから逆にうれしい。

壮大なスケールのSF、ファンタジー映画だと思って観るとイマイチかも。
前日に「パイレーツ・オブ・カリビアン」を観たからかもしれないが、CGの出来も今ひとつ。
特撮の怪獣映画のように見えることも頻繁にあった。

大地真央がかっこよかったし、チョイ役だがピエール瀧もいい感じだった。

小松左京の真意は日本人が国を失ったらどう生きていけば良いのかがテーマになっていたらしい。
映画でも少しだけ海外に脱出した日本人が問題になっている場面があった。
難民保護条約には同意していながら難民を難民と認めない今の日本人が放浪の民族となったら、どこの国が受け入れてくれるだろうか、アメリカは急に冷たくなるだろうし中国や韓国には行きたくない。

とにかく、あまり期待しないで、ラブストーリーだと思って観れば楽しめると思う。





2006.07.18

日本沈没