鉛のオモリを使わず鉄のオモリを使おうと運動をしている船宿や地域がある。
それは鉛より鉄の方が海に優しいからである。

鉛は鉄より比重が高いので落下スピードが早いが環境負荷物質である。
環境負荷物質とは海、川、湖の環境に悪影響を及ぼすと云うことだ。

鉛は鉄より比重が約1.5倍なので鉄オモリは鉛オモリと同じ重さで体積が約1.5倍になる。
魚探でピンポイントに攻める船釣りでは鉛の方が有利なのは明白だ。
全員が同じ鉄オモリを使えば条件は同じなので、そうゆう運動をしている船宿ではオモリは船宿で準備してある。
エリアにもよるが、アコウやキンメの船宿では鉄筋オモリが準備してある事が多い。
実際オモリを切って上げる事が多い釣りなので1.8〜2キロのオモリを投入回数分持参したらそれだけで10数キロになってしまうので船宿で準備してあると非常に助かる。
近未来にはオモリは全て鉄になると思う。



写真左から鉛350号、鉄350号、鉄2キロオモリ(全て株式会社フジワラ製)


自分がオモリを持参する場合は300〜350号のオモリを使うことが多かったので、いろんな釣具店でオモリを購入していたがある時ふと気になった事があった。

同じ300号の鉛オモリなのに、どう見ても大きさが違うモノがある。

自宅の2キロ秤で重さを計ってみたら大きい方が1100グラム強で小さい方が約1000グラムだった。
もちろん未使用のモノだ。

オモリの規格は1貫(約3.75キロ)が1000号の基準になっていると思っていたので、300号は1125グラムになる。
100号が375グラムの計算だ。

大きい方は大体正確だが小さい方はおかしいと言う事になる。
大きい方は○州屋で買ったモノで、小さい方は○ャス○ィングで買ったモノだ。

値段は大きいほうが500円台で小さい方は400円台だった。
小さい方の350号と大きい方の300号が大体同じ重さだったが、それでも350号の方が少し安かった。
実際、同じ重さでの価格はほとんど変わらないので、オモリメーカーの規格の違いだろうと思うが、やはり統一して欲しい。

鉄オモリを船宿で準備してもらえる用になったらこう云う心配も無くなる。



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2006.06.25

魚釣りのオモリの話