何日か前にテレビで「下妻物語」をやっていた。
2004年に公開された中島哲也監督の映画だった。
当時、映画館やテレビの予告で知っていたのだが観に行かなかった。
ヒマだったので家のテレビで観たら面白かった。
大昔の映画「湘南爆走族」の実写版のノリで、もっとバカバカしくしたような映画だ。
「嫌われ松子の一生」も同じ監督の作品だと云うので観に行った。
テレビで「下妻物語」を観なかったらたぶん観に行かなかっただろう。
この映画は昭和20年代前半にに生まれた松子と云う女性が58歳で亡くなるまでのお話だ。
厳格な父親に育てられ教師になるが訳あって辞め、その後はトルコ嬢になる。
「トルコ」と云うコトバは何となく懐かしい言葉に感じる。
「トルコ嬢」と言っても若い人はわからないかも知れないが、今で云う「ソープ嬢」の事だ。
25年くらい前に在日のトルコ人のクレームで、「トルコ」が「ソープランド」に名称変更した。
当時は、お金を稼ぎたかったら「男は佐川、女はトルコ」と言われていた。
佐川と言うのは佐川急便の事だ。
自分的には、「コカ・コーラやマルハチもあるよ。」と突っ込みたくなるのだが
女の場合は「トルコ」だった。
松子はトルコ嬢になり、ナンバー1にまで成るのだが・・・・・・・・・・
松子は幸せだったのか、不幸だったのか?
この映画、少しも無駄な場面がなく判りやすい。
観る人により感じる事は違うだろうが、悲劇にも喜劇にもファンタジーにもとれる映画だった。
映画コラム
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2006.05.31 |
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嫌われ松子の一生