9月9日、沖縄県民大会が開催される午前11時に合わせて、オスプレイ配備反対国会包囲行動が展開された。
強い夏の日射しの中、1万人の人々が、国会に、野田内閣に、怒りの声を浴びせた。
11時からの国会正門前の集会では、行動の呼びかけ人の一人でもある哲学者の高橋哲哉さんも発言した。
「沖縄に長い間危険を押しつけてきたのは日本政府だが、それを許している私たちにも責任がある。
本土のわれわれが声を上げてこの国の政治を変えよう」
沖縄には10万人が集まっている。東京には1万人だ。これでも沖縄問題(実は=日本問題)に関わる東京の行動としては最大規模だ。
この非対称について、「このままでよいのか!」
−高橋さんは、そう問いかけてきた。
国会に向けたシュプレヒコールの掛け声役で登壇した若い世代の口からは、
「オスプレイいらない」「原発いらない」の叫びが自然に連なって出てきた。
12時からは参加者が国会周囲に連なり、警察の過剰規制に抗議しながら、人間の鎖を成功させた。
私たちは、県民大会に参加したメンバーと、沖縄と東京を結ぶ同時アクションの様子をメールで確認しあいながら、
「オスプレイ配備撤回!」のシュプレヒコールをあげた。
神奈川からは、厚木基地爆音防止期成同盟と県央共闘のメンバーが、多数行動に参加した。