「(ハートマーク)沖縄@高江」は「ラブ オキナワ アット タカエ」と読むそうです。「@辺野古」(40分)も完成しており、森の映画社の藤本幸久さん&影山あさ子さん共同監督の最新作。(「@辺野古」は、完成間近の試作版を2月18日の神奈川集会(辺野古通信26号に報告記事掲載)で上映しています。)
映画上映の後は、高里鈴代さんのお話。沖縄講座が高里さんを初めて講師として横浜にお招きしたのは1997年2月1日の「沖縄から見た基地と安保と人権」集会(戦争への道を許さない女たちの会との共催)。沖縄講座結成から2年目、95年の少女レイプ事件をきっかけに沖縄の闘いが高揚し、日本政府と大田県政の攻防が激しさを増す時期でした。95年の事件は沖縄講座結成のきっかけにもなりましたが、この事件に沖縄で最も敏感に反応し、声を上げたのが、高里さんをはじめとした沖縄の女性たちでした。事件直後の9月15日の北京世界女性会議でこの問題をアピールし、「基地・軍隊を許さない行動する女たちの会」を結成、10月の85000人を結集した沖縄県民大会成功の原動力となりました。
高里さんには、1月の沖縄訪米団の要請行動の模様と成果を中心に報告していただきました。(講演録作成中)この講演は、高里さんの了解の下で、IWJ(Independent Web Journal)がUstream中継されました。IWJのサイトで視聴できます。
訪米団の要請行動は、その後の米国政府・議会内の動きに影響を与えているように思います。高里さんの話の中に、要請した米議員から、「問題は日本政府では」と指摘されたというエピソードが紹介されました。日本政府の差別的な沖縄政策を転換させること、これが神奈川に暮らす私たち自身の課題であることを改めて痛感します。
集会は最後に集会アピールを確認し、21時前に閉会しました。
68分の映画と講演で、平日の夕方の時間帯としてはちょっと厳しいプログラムでした。高里さんにはもっと時間をとって話していただき、質疑の時間も設け、参加者との意見交換をしたいところでした。参加されたみなさんや、後援・賛同していただいた団体・個人のみなさんのご協力に感謝します。ありがとうございました。
アンケートに寄せられた声
Q 映画の感想・ご意見をお聞かせください。
*沖縄への基地建設は反対します。
*抵抗の様子を理解することができました。
*フクシマに目が行っているうちに、孤軍奮闘していたと思ったとおりでした。
*業者の人たちよりも何倍もの防衛局の職員が動員されているのに、何の仕事もしないで見ているだけ。自らは何も仕事をしないで人に命令して脅かしている。軍隊の本質をよくあらわしている。
*2011年3月末高江を訪問した。静かだった。少し前まではすごい闘争だったと聞いたが、その時の様子がわかり有益だった。
Q 高里鈴代さんの講演の感想・ご意見をお聞かせください。
*理解しやすく訪米の実態がよく理解できた。
*マスコミの報道は少なすぎる。
*よく頑張ってこられて感動を覚えます。ありがとう。
*訪米についてもれ聞いていたが詳細がわかり勉強になった。ゆっくりはっきり話す話し方は聴力の衰えた年配者にもとても良かった。高里さんの益々の活躍に期待しています。
Q 今回の企画、沖縄講座に対するご意見などお聞かせください。
*沖縄における安保そのものへの取り組み、その方法などを質問したかった。
*大変良かった。これからもっと深く知らせてください。
*マスメディアが、地震中心で沖縄についてことさらに伝えない時期に、大変良い企画であった。
集 会 ア ピ ー ル
高江では、ヘリパッド反対運動を萎縮させるため、デタラメな「通行妨害禁止訴訟」なるものを起こし、座り込みを続ける住民に対して、騒音計も振り切れるほどの大音響を拡声器でまきちらしながら工事を強行しようとした。欠陥だらけの危険な垂直離着陸機・オスプレイ配備のため、米軍の恣意的な「環境審査」も行われた。
沖縄への新たな基地建設を許さない!4.24横浜集会